贅沢か、ささやか
そんなわけで先日は映画を観たものの、そしてそれなりに楽しめたものの、今一つしっくりきている感じがしていない。
ちなみに映画については昨日書いている。
私の日々の生活時間は決まっていて、それは訪問してくる人、つまりヘルパーさんが来ない日曜日であってもスケジュール通りである。
我が家では「起きたいときに起きる」とか「お腹が空いたら食べる」とか「眠くなったから寝る」などという習慣がない。よほど具合の悪いときであっても一旦決まった時間に起きるし、決まった時間に食事を摂る。就寝時間は若干異なる時もあるが、1時間早く寝るということはない。それが母と暮らすということであり、母は生活時間が変わるのが嫌なタイプなのだ。
日曜の午後は比較的ゆっくりできるが、それでも母の都合で部屋に入ってくる。また私の部屋とトイレが近い場所に位置していることもあって、人の気配を感じながら私は過ごしている。映画などは本当は集中して観たいが日中はそうもいかない。夕食後は就寝までの約3時間程ゆったりとしてはいられるが、毎日のルーティンをこなすと残り時間は約2時間。その間に片づけたりスキンケアの時間もあるから、映画に集中しているわけではないし、ほとんどが2時間超の作品だから就寝時間に押されて途中で止めなければならなかったりする。
何が言いたいかというと、ある程度まとまった時間が欲しいということなのだ。会社勤めをしている人の生活時間もこんなものかもしれないとは思うが、せめて誰も来ない日くらいは「そろそろお腹が空いたから食べようか」ということをしてみたいし、「今日は夜更かししよう」なんてことも言ってみたい。
基本的に私は人と暮らすとか、集団でいるとかが苦手なのだろうと思う。ある程度の人数で物事をやり遂げる一体感を素晴らしいと思ってはいるものの、その中のメンバーでいるのはどうも苦手だ。自分のペースで、好きなことを、好きなようにやりたいと思うし、物理的・身体的なことを除けば、たいてい自分でできてしまうから独りでいた方が気が楽なのだ。
多分このまま独身でいるだろうし、施設だってギリギリまで拒否するのだろうと思う。
24時間、自分独りだけで過ごしてみたいと思うのは、贅沢だろうか、それともささやかだろうか。
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