香水を使い切るように

香水のサンプルはだいたい1.5mlから2ml、これを１日３プッシュすれば約10日で使い切るくらいの量だそうだ。
1.5mlを基準として、10倍の15mlは100日、３ヶ月と少しで使い切る計算になる。
実際に販売されている小さめサイズだと10ml前後が多いが、そのぐらいのサイズであれば約３ヶ月、使わない日を含めれば４～５ヶ月程度で使い切ることになる。

もう少し増やしてみよう。30mlサイズもちょこちょこ見かける。10ミリで３ヶ月と考えれば、およそ９ヶ月、使わない日を入れても１年ぐらいで使い切る。50mlであれば１年半くらいだろうか。
この頃は100mlで販売されることが増えてきたように思う。聞けば中東のマーケットを意識しているようだ。中東の人たちは香水を浴びるようにつけると言われる。


こんなふうに小さいところから計算していくと、使い切れないと思われる香水も意外と使い切れてしまうのではないか。
小さな積み重ねは大きな物事へと変化することができる。

約２週間ぶりにフランス語作文を再開した。この間『星の王子さま』の音読以外フランス語学習はしなかったが、取り立ててレベルが落ちてはいなかった。それは、きっと小さな積み重ねをしてきたからだろう。
去年２月の終わりから週１回から10日に１回は仏作文を書いている。
１ヵ月に３つ作文が書けるとして、１年で36の作文が書ける。休みがあったとしても、30作文くらいはできそうだ。
書けば書くほど、少しずつであれ上達する。
仮に１日１つの単語を覚えると、すれば１年で365個の単語が覚えられることになる。これは少ないかもしれないが、１年前はその365個分の単語を知らなかったのだ。


大きなことをいっぺんにするのは無理である。
新しい日は今までの日々の積み重ね。
新年はこれまでの年月の積み重ね。
そしてまた今年も、その次に向かっての積み重ねとなる。

月曜日からまた通常の生活に戻る。
新たな気持ちで頑張ると言うよりは、これまで通り地道に積み重ねる。
100mlの香水でもいつかは使い切れるように、日々、１日１日、積み重ねる。

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