南西フランスの窓から-子供の心が落ち着く空間創りと地方の魅力
去年の事なのですが、
義父の友人宅へおじゃまさせて頂いた時に
こんな素敵な子供部屋の空間がありました。
ドア付きの完全な子供部屋ではなくて、
大人と子供が一緒に読書やクリエイティブな作業をするために
創られた空間と言う感じです。
この部屋の動線上にはキッチンとリビングに向かって真っ直ぐ繋がる
長い廊下があるのですが、
子供達がいつでも生活音や大人の会話を耳にしながら、
家族それぞれの行動をさりげなく認識できるメリットは
かなり大きいのではと感じました。
静かすぎず孤独すぎず、
ほのかな雑音の中で自分のしている事に集中できる。
実はこれって社会学習にもなるんですよね。
なんでも完璧な空間はないのだから、
自分で心地いい場所をアレンジする練習と言う意味でも
大人と子供の社会が混ざり合う空間の確保は大切です。
フランスも日本もやはり情緒を自然と共に体感できるのは
都会から離れた地方ですよね。
私は東京っ子ですが、
都会生まれの人が持つ生まれつきの鋭いセンスや
独特なアンテナの使い方とは違った、
田舎ならではの野生的な魅力がたくさんあります。
私達が何気なく見ている景色は、
自然や街並みが私達に見せてくれている
あくまでも受動的な世界の片鱗。
自分が見ようと思って見ているのではなくて、
「自分以外の存在があなたの為に
見せてくれている世界」
子供達は大人よりももっと自然を引き寄せる
パワーが強いですから、
本当に私は子供達から多くを学ばせてもらっている
”ただの人”なんだなと。
田舎に帰ると改めて自然の素晴らしさや
地方の味わい深さを見直す良いきっかけになっています。
今年の夏休みやは東京とフランスの
二カ国を回りますが、
またそちらの記事は改めて。
グレイス
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