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『相手の反応を変えるコミュニケーションをとる』その①

人は自分に似た相手に対して好感・親近感を抱き、心を開く」

『類似性の法則』

人は自分と似た相手に対して、無意識に心地よさを感じ、警戒心を解き、好意的な態度を取ります。

こうした心の動きに沿ったコミュニケーション重ねることで人間関係を改善したり、相手の態度を緩和するケースは多くあります。

また『自己重要感』という言葉をご存知ですか?

自己重要感とは

自分のことを価値ある存在だと思いたい」という人が本能的に持つ、強い承認欲求です。

それが

多くの人が、
自己重要感を満たしてくれる相手に対して好意的になります。

つまり、
現在うまく行ってない人間関係においても使えるのです。
こうした心の動きに沿ったコミュニケーションをとることで、職場の人間関係を改善しやすくなります。

1.信頼関係(ラポール)を築く

「人は自分に似た相手に対して、好感・親近感を抱き、心を開く」

このような心の動き(類似性の法則)に沿ったコミュニケーションにより、相手からの好感、親近感、共感を得やすくなり、信頼関係(ラポール)を築けるようになります。

あなたに対する相手の感情が、
肯定的、好意的なもの変わってくるため、職場の人間関係にも有効です。
使い慣れるほどコミュニケーションに自信もつき、様々なタイプの人と信頼関係を築けるようになります。

下記のように職場の人間関係で悩んだ時は、
まず最初に自分のコミュニケーションを見直してはいかがでしょうか?

・独裁的な上司、暴力的な先輩に悩んだ時
・仕事中に無視され、仕事にならない時
・周囲へ誤解を生み、関係性が悪化した時

相手の言動が好意的になったり、きつい態度が緩みました。

特に意識したいのは、
徹底して相手の話し方に合わせ、相槌や頷きを多用し、相手の言葉を繰り返すことでした。

こうした信頼を築くコミュニケーションのとり方はシンプルで、下記のように行います。

・話し方を合わせる(話のスピード、リズム、テンポ)
・使う言葉を合わせる(相手が使っている言葉を使う)
・時折、話を伝え返す(◯◯なんですね・・・など)
体の動きを合わせる/似せる(姿勢、表情、体の動き)
・頷きや相槌を使う/合わせる
・呼吸を合わせる(上級テクニック)
・価値観に共感する(相手が大切にしていること)

※これらの方法は、心の動きに沿ったコミュニケーションスキルで、ラポールスキルと呼ばれています。

職場の人間関係に悩みやストレスを感じている時だと、「どうして私が、あの人に合わせる努力をしないとだめなの・・・」と思うかもしれません。

そんなときはぜひ、「これは自分のためなのだ」と捉えて取り組んでみてくださいね。

 2.笑顔と笑いを取り入れる

「人は笑顔や笑いにつられます。こちらが笑顔になれば相手も笑顔になりやすく、こちらが笑えば相手もつられて笑います」

この瞬間、お互いにオープンなれます。

笑顔や笑いのある人に対して人は否定的になりにくく、プラスの印象を抱く傾向があるため、関係性を変える力があると言えます。
さらに笑顔や笑いは自分の気持を前向きにし、気持ちを奮い立たせる効果も。

以上のことから人間関係で悩み、笑顔や笑いが減っているなと感じたら、意識的に笑顔や笑いをつくりましょう。まずは形でだけでも大丈夫です。

それにより下記メリットを手にできます。

・心がオープンになる
・お互いに打ち解けやすくなる
・前向きで好意的な印象を与えられる
・自分の気持が前向きになり、立ち振舞いがポジティブになる
・信頼関係を築きやすくなる

自然体で明るく、笑顔や笑いが絶えない人の周りには、人が集まる傾向があります。みんなが前向きで好意的な印象を持つからです。

もしも今まで笑顔や笑いが少なかったとしても大丈夫です。形から入り繰り返すことで徐々に自然なものになっていきます。
そして良好な人間関係を築いたり、人間関係の改善にも繋がります。
もちろん人間関係で悩んでいる時、笑顔と笑いを実践するのは、人によっては大変かもしれませんね。実はそんな方ほどオススメです。

笑顔になって表情を動かし、笑って声を出すことで、前向きな感情が引き出されるからです。

3.自己重要感を満たす

自己重要感を満たす方法は「今までの言動や態度は何だったの?」と思うことがあるくらい人間関係に変化をもたらします。
自己重要感とは、人が本能的に持つ強い承認欲求で、このようなことです。

「人は自分自身のことを価値ある存在だと思っていたい」
「他人からも自分のことを価値のある存在だと認めてもらいたい」

またアメリカの作家で、名著「人を動かす」の中で、著者デール・カーネギーはこのように述べています。

『心理学者ウィリアム・ジェームズは「人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。」という。

これこそ人間の心をたえずゆさぶっている焼けつくような渇きである。他人のこのような心の渇きを正しく満たしてやれる人はきわめてまれだが、それができてはじめて他人の心を自己の手中におさめることができるのである。』

※出典・参照元:人を動かす・新装版:デール・カーネギ(著)より

カーネギーの言うように人が求めてやまない承認欲求を満たせれば、相手にとって大切な存在になり、肯定的な感情を向けられるようになります。
そして、自己重要感を満たすことは、職場の人間関係を改善したり、良好にする強力な方法と言えます。

例)

常に攻撃的な同僚に対して
ある時「◯◯さんの能力ってすごいですよね。
ずっと思っていたんですけど、本当に素敵だと思う」と伝えた瞬間から態度が急変。その後もずっと、好意的なコミュニケーションを取れるように。

こちらの心が折れかけるくらい暴力的な先輩に対して
ことあるごとに、
「さっきの◯◯は、勉強になりました」
「さすがですね」「どうしたら◯◯さんのようになれますか」
と伝えていたら、徐々に言動が柔らかく好意的なものに変化。

それでは自己重要感を満たす方法です。

自己重要感を満たす方法

日々の会話ですぐに実行できる「言葉の投げかけ5種類」を紹介します。

褒める・称賛する
感謝する
認める
ねぎらう
励ます

※出典・参照元:日本コミュニケーション能力認定協会より


言葉がけをする上でのポイントは以下の2点です。

・本当に思ったことを言葉にすること
・誠実に伝えること

慣れなくても、真剣に丁寧に行えば相手も悪い気はしません。

また信頼関係(ラポール)を築くコミュニケーションと併用すると、さらに効果が高まります。信頼している相手に褒められたり、認められることほど、嬉しいことはないですので。

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