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【勝手な詩】 月の記憶

月の光は夢の薄絹
窓の向こうで消えゆく幻影

夜の黒いカーテンが引かれ
星々は静かに囁くけれど
その声は遠く、届かない

窓から月が見えなくなった
それは悲しみの淵に沈む舟
夜空に穴を空けて、失われた時間を吐き出す

思い出たちは踊る
霧の中で、輪を描きながら
でも月は戻らない、今宵は永遠に閉ざされる

目を閉じてみると
窓の中にはまだ月が浮かぶ
しかし、それはただの記憶
柔らかい影が心に残るだけ

窓から月が見えなくなった
闇がすべてを飲み込むとき
私は静かに立ち尽くし
ただその空虚を見つめ続ける

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テツ【勝手な事務所】
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