【勝手な詩】 たとえ雨が降っても
同じ空の下、
雨は甘い毒を降らせ、
雲は笑う、まるで砂糖の牙をむき出しにして。
君の怒りは雲の中の小さな鳥、
翼をもがれ、空に叫び声を響かせる。
それでも、風は沈黙している。
ケンカの意味は砂粒のように崩れ、
君の言葉は青い光の破片となり、
空に溶け込む。
同じ空の下、
目に見えない糸で結ばれた私たち、
君の手のひらからこぼれた涙のしずくは、
私の胸に刺さり、銀の花を咲かせる。
争いは色のない花だ、
触れると消え、風に舞う。
同じ空の下、
私たちは夢の中で踊る影、
互いに溶け合う、ただ静かに。
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