嫌な自分から、一発で抜け出す簡単な方法
おはようございます。
埼玉県在住の後藤です。今日は、星乃珈琲からお送りしています。
普段は、2人の育児をしたり、デイサービス運営をしたり、同業者のコミュニティの運営をしたり、介護家族のコミュニティの運営をしたりしています。
家庭や仕事以外に居場所(サードプレイス)があると、自己肯定感が高まります。
リーダーシップ、人材マネジメント、自己肯定感をテーマに記事を書いています。
今日のテーマが、
「嫌な自分から一発で抜け出す簡単な方法」
についてです。
1.あなたを苦しめているのは、「役割期待」かもしれない
先週に上げた記事を、沢山の方に見ていただきました。
役割期待は、一言で言うと、
自分自身や周りの人が無意識にあなたに期待している役割のこと
です。
人は、この役割期待でがんばれたり、役割期待に押しつぶされそうになることがあります。
私は、人間関係の悩みの根源は、この役割期待にあると思います。
この役割期待に相互に気が付き、分かち合うことができれば、人間関係は改善できるはずです。
人は人に勝手に期待して、勝手に落胆したり、怒ったりしているのです。
それは、自分自身にも。
私も、この役割期待にとても悩まされた1人です。
男だから、親だから、リーダーだから、いい年なんだから。。。
「〇〇らしく」という概念と言うか、呪縛が自分を覆っていることに気が付きます。
いつのまにか、その呪縛を背負いながら、役割期待に応えようと生きているのかもしれません。
まさに他人軸で生きているときです。
これ、私はとても疲れます。
他人軸で生きることは、自己肯定感を下げ続けます。
2.嫌な自分から一発で抜け出す簡単な方法
こんな役割期待から抜け出す、簡単な方法があります。
それは、「脱フュージョン」という手法です。
脱フュージョンとは、
スティーブン・C・ヘイズ博士によってつくられた造語です。
ヘイズ博士、は脱フュージョンを以下のように定義しています。
①思考は自動的に行動に影響を及ぼすことがある
②思考の影響を減らし
③言語以外の行動基準を効果的に機能させる
難しいですね。
人は、現実で起きていることと、自分の頭の中の思考が混同している
↓
思考に、行動が制限される
例えば、職場の同僚に影で悪口を言われていることを聞いてしまったとき、落ち込みますよね。
また、SNSで叩かれたり、炎上してしまったとき、それは、他人の考えで現実ではないのに、
それが現実だと脳は認識し不安になったり、恐怖を感じてしまいます。
こういった、思考と現実が混同している状態を、
「認知的フュージョン」の状態と言います。
(上記の図は、公認心理師,精神保健福祉士の川島さんの記事より引用させていただきました。)
役割期待に悩まされている状態も、この認知的フュージョンの状態に近いと思います。
まさに、
思考(悟空)と現実(ベジータ)が一緒になっている状態です。
現実を見るには、フュージョンを解除、「脱フュージョン」する必要があります。
(公認心理師,精神保健福祉士の川島さん の記事より引用)
https://www.direct-commu.com/chie/mental/defusion1/
脱フュージョンの方法は、専門的に学ぶととても深いのですが、今回は、超簡単に脱フュージョンできる方法を紹介します。
それは、役割期待に答えすぎようとしている自分に気がついたり、頭の中がネガティブな感情でいっぱいになった時に、
「〇〇の役割期待に答えるの、もうやーめた!!」
ということです。
嘘みたいですが、かなり効果があります。
両腕を突き上げがら、言ってみるとドーパミンも分泌して、効果倍増です。(勝利のポーズ)
この「やーめた!!」の合言葉で、メタの視点が手に入り、
脳は自分の発する言葉に最も影響を受けるので、「もう辞めたんだ」と誤解してくれます。
これを、気の許す、承認してくれる友人や仲間の前で、宣言しながら行うと、宣言効果も相まって、効果が出ます。
もう1つ、脱フュージョン効果のあるおまじないとして、
「〇〇(自分の名前)は、〇〇してもいい!!」
とつぶやく手法があります。
例えば、
「後藤は、リーダーの役割に答えなくてもいい!!!」
というような感じです。
これを、心のなかでもいいので、10回唱えてみてください。
心が浄化されるのに気が付きます。
場合によっては、涙が出そうになります。
自分に自分で許可を出してフュージョンを解除してあげてください。
これもまた、気の許す仲間と一緒に行って、仲間から言って貰える機会を作ると、さらに効果が出ます。
3.まとめ
今日の話の結論は、
「嫌な自分から抜け出すには、思考と現実を切り離すことが重要。」
ということです。
まとめると、
✅人の脳は、役割期待という呪縛に覆われている
✅人の脳は、思考と現実の区別がつかない
✅脱フュージョンを行い、思考と現実を切り離そう
ということでした。
最後まで読んでいただき有り難うございます。