ネガティブなエピソードにこそお宝は眠っているのかも
【この記事の結論】
「目を背けたいネガティブエピソードにこそ、大事な学び(お宝)が隠されている」
✅自己紹介
こんにちは。
普段は、埼玉県で高齢者デイサービスの運営や、同業者のサードプレイスコミュニティの運営をしています。
4歳の娘と2歳の息子の父親でもあります。
子育てやデイサービスの運営、人間関係などをテーマに日々の学びを記事にしています。
✅ウニの身はトゲトゲの殻の中に入っている
お正月に殻付きのうにを頂きました。
殻付きのウニって初めて食しました。
ウニの殻はトゲトゲしていて危ないです。
はじめに中に身が入っていると見つけた人はびっくりだったでしょうね。
まさか身が入っているとは、思わないですもん。
ここで思ったのは、とっつきづらい物も中を開けてみると、実はご馳走が入っていることってあるよなあ。
ということです。
✅触れずにいたネガティブエピソードの中には、ご馳走が眠っている
管理職をしていて、メンバーとの1on1ミーティングをしていると、メンバーの知らなかった黒歴史やネガティブなエピソードに出会うことがあります。
私自身も、「自己理解」のために、自分と向き合っていると、人に話したくない黒歴史や話すのにはエネルギーの要るエピソードがあります。
まさに、ウニの殻のように外側はトゲトゲしていて、腫れ物に触るような感じで、見ないふりをしていることが多いです。
でも、そんなネガティブエピソードを共有することが出来たときって、その人との信頼関係がグッと高まる気がします。
そして、ネガティブエピソードって実は、ポジティブなエピソードよりも脳の潜在意識に組み込まれていて、自分の価値観を決定づけるのに影響を与えています。
私も正月に、自己理解を兼ねて、
「本当にやりたいこと」は何なのか?
自己対話を行いました。
参考文献↓
その中で、自分史(自分の歴史)と向き合うワークがあるのですが、自分自身の大切にしていること、やらないようにしていることの根底には、ネガティブなエピソードが隠されていることがわかったんです。
例えば、私が本業でも、サードプレイスでも大事にしている思いの中に、
「居場所を作る」
というのがあるのですが、これは、幼少時代になかなか友達を作ったり、輪の中に入っていくのが苦痛だったというエピソードが有りました。
それこそ、殻の中に入っているウニのように、トゲトゲしていて触れることやましてやそれを開こうとしなかったエピソードです。
しかし、勇気をもってその殻を破ってみると、自分らしさが見つかったり、自分を愛せるようになってくるのが分かりました。
✅医療介護従事者の多くは、ネガティブエピソードが今の自分の糧になっていると思う
医療介護職って簡単な仕事ではないと思うし、時には、嫌になることもあるでしょう。
それでも前を向いて行けるのには、もちろん「ありがとう」と言ってもらえるというような、「ポジティブなエピソード」もあるのですが、
実は、ネガティブなエピソードも糧になっていることが多いです。
私の作業療法士としての、転機は2回あります。
1つは、長期実習で不合格となり留年したこと。
2つ目は、最後の実習で当時のスーパーバイザーに今で言うパワハラとモラハラを受け続けたこと。
3つ目は、就職して2年目に患者さんから担当変更を言い渡されたこと
があります。
今だから笑って話せますが、当時はそれこそ自己否定が止まらず行きた心地がしませんでした。
しかし今では、
留年したことで、大学の同期に絶対に負けないようにしようと思えたし、
パワハラモラハラを受けたことが、相手を受容すること、同僚や後輩、実習生を大切にしようと思えるし
担当変更を言い渡されたから、自分磨きを始める切っ掛けになりました。
ネガティブなエピソードこそ、学びがたくさんある
おそらくですが、他の医療介護従事者も同じようではないでしょうか?
担当していた患者さんを自宅に退院させてあげられなかったこと
先輩との治療技術、カウンセリング技術の差
患者さんの命を救えなかったこと
どうすることも出来なかった不甲斐なさ
だれしも持っていると思います。
なんで頑張れているか?
このときの悔しい気持ちが糧になっていることがあります。
忘れないようにしたいですね。
✅まとめ
この記事の結論は、
「目を背けたいネガティブエピソードにこそ、大事な学びが隠されている」
ということでした。
自分自身と向き合うのは時として、自分の嫌な部分とも向き合わないといけません。
それは苦しいけれど、その殻をむいてみると、ご馳走が眠っているかもしれません。
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