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IFS内的家族システム〜パーツ心理学

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「IFSを活用して本来の自分を解放する - リチャード・シュワルツ博士」インタビュー全文訳

https://www.youtube.com/watch?v=DTUdMSAH6M8 インタビュアー サミットへようこそ。ちょうどあなたの最新の本『No Bad Parts(邦題:悪い私はいない)』を読み終えたのですが、IFS(内的家族システム)は長年にわたってあなたをどのように変えてきたのでしょうか? IFSはあなたの人生経験をどのように変えましたか? リチャード・シュワルツ 私は、読んでいただいた通り、家族の中で育つ中で、特に父親に対する多くの攻撃性や怒りを抱えて

ChatGPTを使ったIFSパーツワーク

IFSコーチというChatGPTのツール、対話形式でパーツワークをガイドしてくれます。 日本語で試してみたら結構いい感じです。ところどころ日本語が変です。たとえばパーツを部品とか部分と言ってくるので、その場合は「Part=パーツと訳してね」とか翻訳を修正してあげると使いやすくなります。 以下、私が携帯で日本語で話しながら音声対話した例文です 【IFS Coach】というGPTです。リンクはこちら↓ これはChatGPTの中にあるMy GTPという機能を使って作られたも

IFS内的家族システム:公式トレーニングの振り返り

アジア初、アジア人向けトレーニング 6月〜8月の頭にかけてIFS(内的家族システム)のレベル1のトレーニングにプログラム・アシスタントとして参加しました。 このトレーニングは、アジアで初めて行われたアジア人向けのIFSトレーニングで、約2ヶ月にわたる14日間のトレーニングでした。 トレーニングの構成とその素晴らしさ 私がIFSレベル1に参加したのは、2019年でパンデミックの前はすべてのトレーニングが対面でしたので、前半と後半の2回に分けてオーストラリアまでいって受け

IFS内的家族システムの創始者による公式ワークブックがでました❤️翻訳案件交渉中

IFSとは IFSは、内なる「セルフ」と「パーツ」との関係を深め、自己理解や癒しを通じてセルフリーダーシップを育むためのプロセスです。このアプローチでは、次のようなことが前提になっています: セルフ: 穏やかさ、明晰さ、自信、好奇心、つながり、創造性、思いやり、勇気(8つのC)を持つコアな存在。 パーツ: それぞれ特定の役割を持つ内なる存在。 主に以下の3種類があります: 管理者: 感情的な痛みを防ぐために先回りして対処する 消防士: 感情の洪水を防ぎ、痛みの鎮静化

リチャード・シュワルツ博士によるIFS 内的家族システム:Demoセッションその①(3分~48分まで)

心と身体をつなぐIFSの奇跡 私は、IFS(内的家族システム)というアプローチの持つ癒しの力を改めて実感し、皆さんにその魅力をお伝えしたいと思いました。 本文で紹介する動画は、身体の痛みの背後にある感情やパーツに向き合い、驚くべき変化を遂げたクライアントのセッションとその解説が含まれます。 このセッションの素晴らしいところは、IFSが身体の痛みを単なる「症状」としてではなく、その背後にある感情や内なる声への入り口として扱うことです。その結果、心と身体のつながりを再発見し

トラウマ治療体験記(仮)第十一話前編:心の中の私たち

1話から8話まで全話無料試し読みはこちらからどうぞ。 ここから先はクラウドファンディングの都合で有料になっております。 ・正直、出版予定の電子書籍のほうが安くつきます。 ・「出版まで待てないよ!」という方のみご購入ください。 ・啓発目的や宣伝目的で三森みさの判断により一時的に無料公開する場合がございます。ご了承ください。 ・今回に関しては全ページ監修が必要ですが、note分は行っておりません。

¥500

IFS アラニス・モリセットの体験談

「悪い私はいない」の序文 IFSの創始者のリチャードが書いた一般書「悪い私はいない」が3/20に発売になりました。予約注文も順調な出だしということで翻訳者としてはうれしいかぎりです。 この本の序文を書いてくれているのは、あの一世を風靡したシンガーソングライターアラニス・モリセットです。何度も来日しており、洋楽ファンの人じゃなくても、きっと聞いたことのある曲があると思います。 序文ではアラニスが自分自身の体験を通して、IFSの変容の旅を語ってくれており、その内容はアラニス

IFSとNVCで内的批判を統合する

この記事で紹介するのは内的家族システム(IFS)のパーツワークと非暴力コミュニケーション(NVC)の自己共感を組み合わせ、内なる批判的な声に対処し、自己理解と自己受容を深める強力なワークです。 IFSモデルでは、自己の内部に多くの異なる「パーツ」が存在し、これらが人格を形成していると考えます。これらのパーツは保護的な役割を持つものや、傷ついた感情を持つものなど、様々です。自己の中心には「セルフ」と呼ばれる、穏やかで、受容的で、リーダーシップを持つ部分があります。 IFSと

内的家族システム:No Bad Parts翻訳出版①

去年、2022年の8月から、IFS内的家族システムの本「No Bad Parts」の翻訳出版を手掛けています。今年の秋ぐらいには本屋さんに並ぶといいなぁ思いつつ、私ともう一人のIFSセラピスト仲間とでゆっくり丁寧に、1ヶ月に一章のスピードで翻訳を進めています。(現在第7章翻訳中) 翻訳出版にいたる道のり、そして、今まだ現在、粛々と進めている翻訳の内容なども少しずつ書き綴っていきたいと思います。 2021年、コロナ禍真っ最中にこの本が出版されてから、この本を翻訳出版したいと