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【人生を変えた一冊】やめた人から成功する。

我慢すること、耐えること=良いこと
やめること、逃げること=悪いこと

幼い頃から親や社会にそう教わってきた多くの日本人にとって、これは常識になっているように思います。

ですが、本当にそうでしょうか?

本当に我慢すること、耐えることは、良いことなんでしょうか?いつか報われる日がくるのでしょうか?

・・・わかりませんよね。

今の我慢や忍耐が間違いなく将来の幸せにつながるのであれば、それは正しい選択肢なのかもしれません。

ですがほとんどの人の場合、それはわからないことです。

わからないから、とりあえず我慢したり耐えたりしてしまうのだと思います。

以前のぼくは仕事でうつ病のような状態になっても、

「どうしたら上手くいくか」「どう捉えたら楽なのか」と、あくまで現環境で留まることにこだわってしまい、結果我慢をしていました。

そこから3年経っても状況は変わらず、むしろ悪化していき、ぼくの心身はボロボロになりました。

何が言いたいのかというと、本当に行き詰まったときには、単なる上昇志向では現状打破できないということです。

もうダメかもしれない、死にてえ、そんなときに現環境に留まる方法を考えるのは精神衛生上ほんとうによくないです。やめてください。

実際にギリギリまで追い込まれたぼくが言うので間違いないです。笑

じゃあどうすればいいか、ぼくが悩んでいた時期に出会った本が、この『やめた人から成功する。』です。

感動しました。こんな本があるのだと。

今まで誰も言わなかった、教えてくれなかった、「やめること」「逃げること」にフォーカスした数少ない本です。

これを読んだことで、やめること、逃げることを自分の中で正当化することができ、結果自分を救うことができました。

人生を変えてもらいました。

内容について一部紹介をしたいと思います♬


逃げることから逃げない。

■「ここまでやっておいてお前は逃げるのか」「最後まで諦めないことが大切なのよ」と我慢を強要されて育ってきた人は多い。ところがそうやって強要してくる人たちの表情を一度思い出してもらいたい。揃いも揃って苦虫を噛み潰したような顔をしているのではないだろうか。

■やるだけやってダメなら、さっさと逃げることも大切だ。逃げるという選択肢から逃げてはいけないのだ。

物事の本質をつかむ前にやめるのはもったいないと思いますが、それを他人が強要するのは間違いだと思います。

こういう我慢を強要する人はぼくのまわりにもいて、著者の言うように精気の感じられない表情をしています。

こんな人間にならないためにも、やるだけやってみて、ダメなら逃げる、という選択肢はとても大事だと思います。


嫌いな仕事で成功したら、死ぬまで嫌いな仕事が続く

■初歩や入門の段階で苦労している人が、プロとしてやっていくことは、自他ともに不幸な人生の始まりだ。

■間違って大嫌いな仕事で成功してしまったら、この先の人生は、ずっと大嫌いなことだけで埋め尽くされる。

自分は何をしたいのか、どうなりたいのか、深く考えずに就職した人の中には、今の仕事が嫌いという人が少なからずいるのではないでしょうか?

かくいうぼくがその1人でした。

地元で公務員、休み多い、仕事で筋トレできる、そんな後付けの理由だけで就職したのが消防士。

2〜3年勤めたあたりでもう自分には向いていないと感じながらも、心のどこかで「続けていればいつかやってて良かったと思える日がくる」と信じていました。

…結果は違いました。

何年続けていようと嫌いな仕事は嫌いな仕事です。そこでうまくいっても嫌いな仕事が続くだけです。

ぼくは消防士2〜3年あたりで違和感を感じながらも、そこから約3年消防士であり続けました。

ただただ苦痛を引き伸ばしただけでした。

今自分の仕事が嫌いだという人には、今一度自分の仕事についてよく考えることをおすすめします。


少しでも不快に感じた空間からは、即飛び出す。

■あなたが本気で自分の人生を歩みたかったら、少しでも不快に感じた空間からは、すぐに飛び出してしまうことだ。

■自分が動けば、自分が人生の主人公であることを噛み締めることができる。

先日、友人から相談を受けました。内容は、

休みに趣味でやってるスキューバダイビングのチーム内の人間関係で困っている、とのこと。

チーム内の年長者に、ダイビングに関係のないマナーや礼節で怒られたり、執拗にいじられて感情的になってしまったり、

そんなことが続くうちにダイビング自体が嫌になってしまった。

たしかそういう内容だったと思います。

ぼくは偉い人間でもなんでもないですが、こうアドバイスしました。

「貴重な休みをなんで嫌いな人と嫌なことのために使わなきゃいけないの?お金まで払って。俺だったら今すぐやめる。休みに嫌なことする時間なんて1秒もないわ」

こんな感じで話したと思います。

その日のうちに友達はそのスキューバダイビングのチームを辞めました。

大切な友達を救えたと思うとすごく嬉しかったです。

そして、そんな友人にぼくは偉そうに、

ようやく自分の人生を歩み始めたか」とラインを送りました。

これに対して返信はありませんでした。笑


【所感】嫌いな人や仕事、物事のために使う時間なんて1秒もない。

人生は嫌なことに使う時間など1秒もないなと、この本を読んであらためて感じました。

とはいえど、人間いろいろですぐに今の環境から飛び出すことができない人もいると思います。

そんな人は今我慢していることが、間違いなく将来幸せになるための我慢なのか、を考えた方がいいです。

もし間違いなく将来幸せになれるのであればそれは正しい我慢だと思います。

ですが、よく分からないのであれば、自分の仕事について今一度よく考えることをおすすめします。

努力すれば報われるという言葉を信じて、辛い思いをするよりも、

やるだけやってみてダメなら次々シフトチェンジした方が人生楽に歩めますよ♬

この記事が以前のぼくと同じように悩む人の助けになれば幸いです。




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