#2.スタートするのが怖かったので、フリーツアーやモニターツアーをやってみた
御朱走をスタートするのって本当に恐かったんです。まず私自身、お金を頂くのに、抵抗がありました。当時、まちあるきやウォーキングイベントといえば、行政や観光協会やNPOなどの団体が行っていたり、有料でもお弁当付などで実質無料やボランティアに近いものが主でした。旅行会社は別として(ネーミングや信用があるので)個人で有料でやっている人を見つけて、参考にしたいと思いましたが、近場で見つけることができませんでした。
「ゆみこが活動することで、お義父さんやお義母さんやトシオちゃん(夫)や孫たちに迷惑を掛けたらどうするの!?」と実母から言われ続けました。
まずは試しに2017年1月に走友たちと松島でツアーをやったんです。フリー(無料)ツアーで、ツアーの様子をSNSで発信させてもらいました。ランステとして、絶景の湯の石川社長にもご協力をいただきました。ほんとに気持ちのいい社長さんで、お風呂も大好評でした。
フリーツアーを終えて感じたことは「まだまだ知られていない松島がたくさんある。」「知っているのと実際に行って見るのは心の動き方が違う」など、いろんな人の目で見る松島の感想から主催者として気づくことが沢山ありました。
フリーツアーの2本目は2017年3月に開催した松島町のリブランディング事業で担当させてもらった「新松島百景を探す旅」でした。その時のブログがこちらです。
ご一緒させてもらった方々があまりにも凄すぎて、運営側にも関わらず、お客さん状態だった自分💦プロの仕事を目の当たりにしていい経験をさせてもらいました。
ツアー3本目は忘れもしない手樽の勝負の神さまに会いに行くツアー
この頃になってくると、なんとなーくですが私の活動に対する理解やツアーの価値というのを身内や生徒さんたちに感じてもらえるようになりました。友人が集客のためにツアーのチラシを作ってくれたのも感激でした。沢山の人たちの協力を得て、2018年に「とりあえずやってみよう~」と決めてSNSでの発信を続けていきました。
この画像は2本目のツアーで宮戸・室浜を訪れた時に出会った氏神さまです。昔から地域の人たちに守られてきた氏神さまはこれまでに沢山の人々を見守ってきた尊い存在です。ガイドブックに載っていない知られざる尊い神さまに手を合わせる人の姿や優しいまなざしなど、心が動く瞬間を見ることができる、これが主催者冥利なのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ゴシュラン 鈴木 フェイスブック