わたしの投げたブーメランがわたしに突き刺さる

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あぁ、そうか。
母は劣等感が強いから、わたしの長所や成功や幸福を素直によろこんでくれなかったんだ。

なるほど。
あの人は執着されることを恐れて、逆に他人をコントロールしているんだ。
じぶんの境界線を守ろうと必死になりながら、実はその人こそが境界線を踏み越えている共依存者なんだ。



こんなふうにわたしは自分の経験を掘り起こして、わたしに関わった人たちの行動を読み解いてそれを文章にしている。
「あの人はこんな人だった」とカテゴライズできるとスッキリする。
他人を責めているときは、じぶんが被害者の立場でいられて気持ちいいんだよね。

そして他人を責めるような文章を書き連ねていった先に、必ずたどり着く場所がある。それは・・・・


あの人の姿はわたしだった




というなんともバツの悪い場所だ。


しかも今までの経験上100%ここにたどり着くことになる。
それなのにわたしは今日も性懲りもなく他人を責めて糾弾する。

そして相手に投げたブーメランがひるがえってじぶんにブッ刺さって痛くて恥ずかしくて死にそうになっている。


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うれしいです!!!!