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初心者におススメ! 文豪作品10選

こんにちは。どうも、宇宙ゴリラです。
最近、Twitter にて

「文豪の作品読んでみたいな~」
「文豪の作品って何から読めばいいんだろう?」

みたいな呟きをチラホラ見かけました。

確かに、文豪の作品ってとっつきづらいよな…ということで、本記事では僕の独断と偏見で読みやすい文豪の作品をまとめてみました。

※あくまで独断と偏見なので、玄人の方は優しい目で見て下さい。

◇そもそも文豪の定義とは?

作品を紹介する前に、文豪ってなんぞやという話。調べてみると文豪の明確な定義は無いようだが、文豪という言葉は近代の小説家に対して使われることが多い様子。

文豪として扱われることが多い作家としては

・尾崎紅葉
・幸田露伴
・島崎藤村
・田山花袋
・徳田秋声
・森鴎外
・夏目漱石
・谷崎潤一郎
・永井荷風
・泉鏡花、
・武者小路実篤
・志賀直哉
・芥川龍之介
・室生犀星
・川端康成
・井伏鱒二
・太宰治
・坂口安吾
・三島由紀夫

大衆文芸や詩も含めると

・江戸川乱歩
・北原白秋
・萩原朔太郎
・横溝正史
・山本周五郎
・吉川英治

細かい情報はこちらのサイトから参照⇩

改めて並べてみると、ほとんど読んだことある作家で一安心。
数十年後には文豪のくくりに村上春樹とかが入るのだろうか…

◇おススメの文豪と作品

自分が読んだことのある作家の中から読みやすい作品をピックアップしてみた。全て青空文庫を利用すれば無料で読めるのでリンクも貼っておく。

◆ 谷崎潤一郎

①「刺青」

とにかく短くて読みやすい。
谷崎らしいエロティシズムも感じられるので入門にピッタリ。

②「痴人の愛」

谷崎の代表的な作品。どMにはたまらない作品。
細雪も面白いが読みやすさでは痴人の愛に軍配が上がる。

◆ 田山花袋

③「蒲団」

いわゆる私小説の走り。
生々しい表現と、ヤキモキさせられる展開が魅力的。

◆ 夏目漱石

④「坊っちゃん」

読んでいてスカッとする痛快なお話。
夏目漱石は「吾輩は猫である」から手を出すと、長すぎて断念する人が多いのでこちらをおススメする。

◆ 坂口安吾

⑤「堕落論」

坂口安吾と言えばこれ。
敗戦直後の日本に、新たな指標を示した随筆。

⑥「夜長姫と耳男」

個人的に好きなので入れた。
ファンタジーっぽい世界観でハマる人にはハマるはず。

◆ 芥川龍之介

⑦「鼻」

質の高い落語みたいな話。
芥川龍之介の入門にはピッタリだと思う。

⑧「藪の中」

ミステリ好きなら楽しめること間違いなし。
嘘をついているのは誰だ。

◆ 太宰治

⑨「畜犬談」

太宰に堅苦しいイメージを持っている人はこれを読んでほしい。
シュールなコントみたいな面白さがある。

◆ 山本周五郎

⑩「赤ひげ診療譚」

※ ⇧ のリンクは全8章構成のうちの1章に該当。 
個人的に連作短編の完成形だと思っている。
武骨で愚直な医師「赤ひげ」のカッコいいこと…

◆ 最後に

以上が個人的におススメの文豪作品でした。
読みやすさに重点を置いて選定したので、芸術性とかは度外視気味。
ここから、文豪の作品にハマってくれる人がいたら嬉しいな。

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