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犯人に告ぐ。ポリスマンは誰なんだ!
「犯人に告ぐ」は、私が今まで読んだ中で、堂々のNo.1の面白さです。
犯人に告ぐ3が出版されたのが、2019年08月なので、
もうそろそろ、
犯人に告ぐ4が出版されてもいいのではと思っているのです。
しかしながら、4年経っても出版されてません。
一体どうなっているのでしょうか。
次を楽しみに首を長~くして待つにはあまりにも長すぎやしませんか。
もしかすると、話を広げ過ぎて辻褄が合わなくなったとか。。
うーーーーーん💦
決して文句を言っているのではありません。
犯人に告ぐのファンとして
如何に楽しみにしているかということであります。
さてさて、まだこの本を読んでいない方に
簡単にご紹介をしたいと思います。
👑 犯人に告ぐ 雫井 脩介 著
![犯人に3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53766473/picture_pc_e65d5f1d98f61614e91b346a89ace56d.png)
寝食を惜しんで、一気に読みました。
メチャクチャ、面白いです。
1⃣ 川崎で児童連続誘拐事件が起こるのですが、捜査が行き詰まり
最後の手段ということで、TVに出演して、直接,、犯人(バッドマン)に
呼びかけるという前代未聞の劇場型公開捜査をするのです。
一見、バカバカしい感じもしますが、
そのTV番組が、
ニュースステーション
![ニュースステーション](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54028925/picture_pc_5ae04e5882ebbd9fd458f64f38089667.jpg)
筑紫哲也NEWS-23
![筑紫哲也](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54028956/picture_pc_7cb94bc7da610feddc69124c40fcabba.jpg)
を想像させるもので、生放送の大変さと面白さが伝わってきます。
犯人逮捕のため、一丸となればいいのに、
警察内部での足の引っ張り合いやリークする者も現れて、
読んでいる私もイライラするくらい、巻島警視は翻弄されます。
映画は見ていませんが、主人公の巻島警視役は、豊川悦司さんが
ピッタリと思います。
2⃣ 3⃣ ストーリーは、オレオレ詐欺集団が如何にして、高齢者から
金を巻き上げるか組織化された具体的な内容から始まります。
しかし、オレオレ詐欺集団は、警察に全員逮捕されるのですが
逃げ切った3人が、身代金誘拐事件の主犯として発展して行きます。
ただ、
まだこの話は完結していません。
犯人に告ぐ4は、
警官内部情報をリークする男「ポリスマン」(神奈川県警の警察官)に関することだろうと思います。情け容赦ない、残忍な「ポリスマン」のせいで、
巻島警視は裏をかかれて捜査が行き詰まります。
「ポリスマン」は、一体誰なのか。
必ず、本の中で登場しているはずなんです。
小説を何度も読み返すものの、誰なのか特定できないでいます。
この小説の面白さは、ストーリーだけでなく、
この逃げ切った3人の犯人に対して、感情移入してしまう点です。
犯人なんですから、悪党なんですが、
何て言うのでしょう。
アワノの犯罪が上手くいけばいい。
アワノは警察には捕まってほしくない。
犯人に味方したくなるような、不思議な感覚を持ってしまうのです。
読んだ本の中には、
それまでも、そのようなことは多少はありましたが、
ここまで、犯人を心の底から応援するという気持ちにさせる小説は
読んだことがありません。
ただし、
「ポリスマン」は憎い存在でありますので、
コイツには制裁を加えてやりたいのです。
「ワイズマン」と「ポリスマン」は、
一体誰なんだ!!!
あと、事件が神奈川県を舞台にしているためか、神奈川県警内でのゴタゴタが出てきます。県警を名指しにするのは、これもまた、珍しい気がします。
神奈川県警のそれまでの不祥事に起因するのでしょうか ❔
とにかく、
早く犯人に告ぐ4が出版されないか、待ち遠しいのであります!!
雫井 脩介先生、よろしくお願いいたします。
![動物ぺこり](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53941344/picture_pc_bf155740b0b117f190da45efea5f3652.jpg)
あらすじ
1⃣ 相模原で起こった男児誘拐事件。
神奈川県警の巻島警視は捜査の現場指揮をとるが、
犯人との接触に失敗し、男児は死体で発見される。
その後の記者会見で巻島はメディアの総攻撃にあい、
理性を失って暴言を連発。責任をとらされ、左遷される。
それから6年。
川崎で連続男児殺人事件が起こる。
巻島は、かつての上司・曾根から呼び出され事件の捜査指揮を依頼される。巻島は、曾根の捜査方針に興味を抱く。
それは、テレビのニュース番組に出演して公開捜査を行い、
犯人”バッドマン”を誘い出そうという「劇場型捜査」という手法だった。
巻島は自らテレビに出演し、”バッドマン”との接触を図るが・・・。
2⃣ 神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。
巻島警視は、誘拐事件の捜査を任された。
和菓子メーカーの社長と息子が拉致監禁され、後日社長のみが解放される。
社長と協力して捜査態勢を敷く巻島だったが、
裏では犯人側の真の計画が進行していた――。
知恵の回る犯人との緊迫の攻防
3⃣ 横浜の洋菓子メーカー〔ミナト堂〕の父子を誘拐した
〔大日本誘拐団〕の実行犯逮捕から間もなく、
神奈川県警特別捜査官の巻島史彦は、主犯格と見られる淡野を追っていた。一方、捜査の手をかいくぐって逃げ延びた淡野は鎌倉に潜伏し、
警察を出し抜く新たな犯罪計画を立てていた――。
🌼 最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。🤗