見出し画像

華麗なる。。からの図書館「鼻毛事件」

突然ですが、
私は、アラ還なのだ。
しみじみ、加齢を意識してしまう年齢になった。

加齢に伴う現象として
顔のたるみや視力低下が顕著になってきている。
顔のたるみは、今更リフトアップしても
もう手の施しようがない。
癌でいうなら、ステージⅣだ。

視力の衰えっぷりも半端ではない。
小さな字は、とても読みにくいのだ。
pcのモニターは結構でかいのに
更にズームで150~170%にしてちょうどいいのだ。
そして、
自分が入力した文字でさえ
Tab機能を便利に使っているせいか
以前に使ったであろう似て非なる文字を
選んでも、全く気づかないことしばしば。
後から読み直して、我ながらあきれるのだ。

最近にしてツクヅクを思うことは、

肌の乾燥が止まらないことである。
勝手に、体の水分がドンドン抜け出ている。
その量が半端ない。
以前、飛行機に乗ったとき
機内の乾燥っぷりが激しくて
目が覚めると、
ETになっていたことがあった。
まるで、あの時のようだ。

問題は、顔だけではないのだ。

冬でもないのに、足の裏がカサカサなのだ。
そして、
手首から肘までの前腕を何気なく見ると
それまでには無かった
小さなシワが、無数あることに気づいた。
これを「ちりめんジワ」というのかどうかは
わからないけれど。
そうだとすると、上手い表現だと感心する。
断っておくが、
ちりめんと言っても、あの白い小さな魚のことではない。
あんなものが腕にあったら、即入院だ。
着物の織の一種ことである。

それから、
元々、普段から顔の手入れなどしない私が
最近は、マスクを常時する関係で
これを奇貨きかとして
自分の顔さえ鏡で見なくなっていたのだ。

そんな、ある日

お風呂に入っている時に
何気なく、自分の顔を見て驚いた。

一本の太く長い鼻毛が伸びていたのだ。

さすがに、これにはビックリした。
天才バカボンのパパだろうと将棋の加藤一二三氏だろうと
鼻毛が伸びていても
一向に気にならないというのに。

どうも、
これも加齢によるものらしい。

鼻毛はある程度伸びると
自然と抜け落ちるようで、
年を重ねると
この生え変わりが上手くいかなくなり
ひたすら成長を続けるそうだ。

そういえば、
電車で、たまたま横に座ったお爺様の
耳から何本もの長い毛
生え出ているのを見たことがある。
驚きのあまり、

『うっ』


心の中でつぶやいたのだ。


それは、まさに。。


That is a  華麗(加齢)なる老化。




📙 図書館の本  鼻毛事件


近くに図書館があるので、よく利用するのだが
時に、マナーの悪いやからがいる。
それは、公共の本にもかかわらず、
ぞんざいな扱いをする奴らのことだ。

・ 菓子の食べこぼしをはさんだままにする奴。
・ 本を利用して、虫を殺す奴。
・ 栞の代わりとして、本の角を折る奴。
・ ペン(マーカー)などで、しるしや線を引きまくる奴。
・ 推理小説の犯人の名や自分の意見を書き込む奴。

そして、

強烈なのが


📖ページ全体を鼻毛で、みっしりにする奴。


えっ。と思った方には申し訳ないけれど

何故だか、私は何度も遭遇しているのだ。
絶対に、同じ人間ではない。
それは、借りたり、買ったり(中古)した場所が違うからだ。
この手の輩 やから一定数存在しているとしか考えられない。

気持ち悪さと気分の悪さで、楽しい一日が台無しになった。

随分前のことになるが、
私は、吉川英治著「宮本武蔵」を読んでいたことがあった。

これは、全6巻だったか8巻だったか忘れたが
結構な大作だった。
だからこそ、
図書館で借りるのが一番なのだ。

ところが、

いよいよ、ストーリーが佳境に入ったころ
それは突然にして現れたのだ。


ギャー !!!!


気持ちの悪さと先が読めなくなった悔しさから
司書の方に、

これを借りた人は誰なんですか。

返却の際には、点検しないのですか。

と詰め寄ったのだ。

司書の方は、ひたすら謝るばかり。
(あなたは悪くありません。)

そして、その本の代わりはないとのこと。


宮本武蔵 敗れたり


ここで、一つ分かったことがある。
その鼻毛が短かったことから
お爺様などではないということが。


おしまい。



#最近の学び #人生を変えた一冊

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。


画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?