#13 Next batter's box is me
何かを始めようと思った時、
僕は、official髭男dismの「異端なスター」の歌詞が頭に浮かぶ
ねぇ聞いて面白くなけりゃダメで
見た目が良くなけりゃダメで
そうやって選ばれたスター
人気者さ僕らは後ろをついてまわって
照らすライトの1つになって
それが『人生』醜いリアルだ
異端なスター/official髭男dism
面白い話は苦手だし、
顔も良くなけりゃ、
特別誰かに自慢できるほどの特技なんてもっていない。
まさに、歌詞通りのスターを照らすライトの
一部なのかもと思う時もあるほど、自分の事については、あまり自信がない
しかし、自分の思っている以上に
自分に対しての周りの評判は良い
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昔こんな事があった。
僕が中学時代に野球部に所属していた時の話
僕が所属するチームは
地区でいったらそこそこ強いチーム。県大会は当たり前で1つ上の学年のキャプテンは甲子園まで行った。
そんなチームの中で僕はとてつもなく、
野球が下手だった。
バッティングはボールに当たる気もしないし
ライトゴロの成功数は手で数えるしかない。
当然、こんな成績では、レギュラーに選ばれるわけがなかった
ただチームの誰よりも声を出していたし、練習は休まなかった。
先輩の世代が試合に破れ、新チームを迎えた時に転機が訪れた
監督「今日から、お前がキャプテンだ。新チームをよろしくな。」
突然のキャプテンの任命
「野球が下手な僕にキャプテンなんか務まるわけがない」と内心嘆いていた
キャプテンといえば、技術・体格・メンタルといったチームを引っ張っていく柱である。
当時チームの中で、『野球日誌』というのが存在した。
※内容は曖昧だが、日々の練習の記録や悩み、目標などを綴るもの
僕はその日誌の中で、
監督に想いをぶつけている
『キャプテンに選ばれる人は技術も、実績あって、メンバーに相談されるような人だと思います。自分はみんなに期待されるような人ではないし、先輩達のような野球センスはないです』
そんな日記への監督の返信は
『エースはピッチングに集中してほしいし、キャッチャーは試合の組み立てに必死だ。他のメンバーは、キャプテンに向いてなさそうだ。1年生大会でキャプテンをしてたから選んだんだ』
実は1年生大会でもキャプテンだったのだが
最初は指名制で、みんなが面倒くさがって、
僕をキャプテンに指名した、いわば
『消去法で選ばれたキャプテン』
であった
監督の返信に、
正直がっかりした気持ちもあったが、肩の荷もおりた。
勿論、キャプテンをやってる時には
野球のうまい後輩たちには舐められたし、
他のチームからは、キャプテンなのに試合に出てないから存在感は薄かった(きっと)
ただ、ベンチから応援している中で
試合に出ているメンバーが活躍してくれると自分のように嬉しかった
最終的に僕の世代のチームは、
県大会に一度しか出れなかった。
(その大会の勝ち上がり方は、劇的だったのでいつか書き出してみたい)
選手としては、公式試合ノーヒット(たぶん)
成績で見れば
不甲斐ないキャプテンと勝てないチームであった
時は流れ成人式
中学時代の野球部のメンバーとの話の中で、 「お前のせいでチームは弱かった」
「キャプテン失格」
とでも言われるだろうと覚悟していた
しかし、実際に蓋を開けてみると
「野球は弱かったけど、まともな世代だった」「エースも、野球のうまい奴もいたけど、キャプテンが出来るのはお前しかいなかったよな」
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長くなってしまった話を戻そう。
僕は何かを始めるとき、
何も出来ないからといって、
自分じゃないといけない理由を探すだろうし
その度に、自分の技術不足や経験不足や、
不安に駆られることもあるだろう
ただ、そんな僕でさえ
誰かにとっては、必要な人にもなり得ることもある
誰かに背中を見せるような存在になれなくても
誰かの背中を押せるような存在であればいいのだ
だからこそ、どんな立場でも
打席に立っていたい今日この頃なのでした
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あとがき
久しぶりにnoteを更新することになった
誰かに向けての発信ではなく、
これからの僕自身の背中を押すためだろう
『自信』とは
自分の言葉で人に伝えられる事である
と自分なりに解釈しています
少し遅めの決意表明になったのですが
本年度も宜しくお願い致します
冒頭の歌詞
異端なスター/official髭男dism
https://youtu.be/dEhZzEJrcUE
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