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谷じゃこさん『クリーン・ナップ・クラブ』【躁うつ読書記】

こんにちは。こんばんは。
日本酒のつまみにしようとウキウキで取り出した茄子の漬物が腐っていて、ショックです。朝です。
漬物も意外と足がはやいんですね。徒競走したら負けそう。

躁うつ読書記、第二回目です。
調子がいいうちに、読書記録をたくさん書いておこうと思います。

今回紹介するのは、谷じゃこさんの短歌集『クリーン・ナップ・クラブ』です。
売り子として参加した文学フリマで「せっかく参加したなら他の方の本も買いたいな」と思い、手にしたのがこの短歌集です。
最初のページの「ルールはありませんので、好きなところから好きなようにお読みください」という一文にホッとしました。
躁うつのせいで記憶力も集中力も落ちてしまった今、本を無造作に開いたとしてもどこからでも読める短歌集は本当にありがたいです。
1ページにつき収録されている短歌は3〜4つ。とても読みやすい短歌集です。

谷じゃこさんは関西弁で短歌を詠まれることが多々あるのですが、
私自身が関西で大学時代を過ごし、関西が大好きだからかもしれませんが、関西弁で詠まれた短歌がとにかく心地よいです。
私はいつも関西の大好きな友達を思い出しながらこの短歌集を読んでいます。
関西生まれで、いつも関西弁で、三言目には私を笑わせてくれて、酔うと肩を組んでくる、気のいい友達。
そんな友達と飲んでいる気分で読めるような、素敵な短歌集です。
鯖についての連作を読んでいたらお腹も空いてきます。お酒もすすむ。

そして何と言っても野球(阪神)についての短歌が面白いのなんの。
サンテレビがいつも家で流れている身としては読まずにはいられません。
このZINEを読んでからというもの、近本を見るたびに家族と「樹木医……」「樹木医……」と口にしています。(読んだらわかる)

今後もぼちぼち文学フリマに売り子として足を運ぶ予定なので、いつかまた谷じゃこさんの他の短歌集を買えるタイミングも来るのかなあと思っています。その時が楽しみです。

今回も読んでくださりありがとうございました。


日本酒を飲みながら  朝


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