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遊戯王カードで負けなしだったKくんの話

遊戯王カードというのをご存知ですか?

まぁ子供が遊ぶカードゲームなのですが、
私が子供の頃、流行してました。

その時、Kくんという子がいて、
当時、レアカードが入ってるパックを当てる名人でした。
(遊戯王カードはパックに入ってるが、購入しても当たりハズレがある。)

カードが入ってるパックの裏側を擦ることで
「当たり」のレアカードを引き当てるのです。

どれも同じパックに見えます。
しかしKくんはパックの裏側を擦るとそれでわかるのか、購入すると、必ずレアカードが当たりました。
(当時は1パックに必ずキラキラしたカードが封入されているわけではなかったのだ。)

当時、それをマネしている子がいましたが、
Kくんのように当たりません。

Kくんは結果的にレアカードをたくさん持っていました。

またKくんはテレビゲームでも強く、
ボードゲームでもかなりの勝率を誇っていました。

彼は、当時、うちに遊びに来たことがあったのですが、
うちに来ると、毎回のようにオヤツをもらって食べていました。

そのKくんと大人になって会う機会があり、
当時の昔話をしました。

「なんでKくんは、遊戯王カードのレアカードを当てることができたの?」
と聞くと、
意外な答えが返ってきたことを覚えています。

「直感が働くんだ」

つまり、彼はカードゲームのパックを見た時、
そのパックを擦ったから当たりがわかったのではないと言いました。
つまり彼は直感が働くのでそのパックを買っていたのです。

そして彼はこう続けました。
「遊戯王カードは大人になってから、全て売った。
だけど、そのカードが一番値段が高いうちに、「売れ」って直感が働いたんだ。だからその時に全部売ったんだ。」

面白くなったので話を続けました。
彼はこう言いました。
「子供の頃、宝くじは買えないだろ、年齢制限があって。
で、遊戯王カードは「買え」って直感があったんだ。
それは「高くなる」からって直感が。」

つまり、話を整理するとKくんの「直感」は
遊戯王カードを資産形成の目的でKくんに買わせていたことになります。

Kくんに聞くと、その「直感」は他にも有効でした。

「物を引き寄せるんだ」

彼はそう言いました。
彼曰く、彼が僕の家に遊びに来た時も、「今、齋藤の家に行けばおやつがもらえるぞ」という直感が働いたから、遊びに行ったんだ。(おやつも物に該当する。)」

彼は、なるべく「お金」ではなく「物」をもらうようにしろと直感に指示されてました。
彼はテレビゲームなども親に買ってもらってましたが、
直感が「ここで勉強するとゲーム買ってもらえるから、がんばってやれ」と指示されていたといいます。
彼はお小遣いをもらうのではなく、なるべく物やプレゼントとしてもらえと直感に言われていました。

またゲームで強かったのも、「直感」が教えてくれたのだといいます。

「じゃあKは物が集まってくるんだ。
株とか投資が一般的でなかった子供の頃から物で投資してたんだね。」

そして彼が言うには、宝くじも「換金できるかもしれないチケット」を買っているので、本質的には「遊戯王カードのパックと同じ「物」に該当する」
と言っていました。

しかし、彼曰く、「遊戯王カードだったら1パック150円で
もしお目当てのレアカードが当たらなくても、物として残る。
けど宝くじは200円買ってハズレだったら紙切れだ。
俺の直感はそんなギャンブルはしないんだ。確実に行くんだよ。」
と言っていました。

彼はそれからも「これが買ったら値段が上がる」という商品が直感でわかるそうです。

いかがでしたでしょうか。
なんだか不思議な話と思った方もいると思います。

子供の頃、ゲームが強かったKくんは、そんな秘密があったんだなぁと思った今日この頃でした。

何かの参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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