プランナーのいない披露宴?!
2022年3月26日に生まれ育った和歌山で結婚式を挙げました。
結婚式に関わることをプランナーを立てずに自分たちで組み立てました。
披露宴もホテルなどでせずに手弁当でできる範囲で。
特に披露宴は、両家水入らずで敷居も無く、みんなが楽しめて幸せのお裾分けができる会になればといいなと。
披露宴(派手なものではなく、お食事会といった感じ)のイメージが、
「サマーウォーズ」に出てくるおばあちゃん家のような
縁側があり家族が集まり楽しく食事をしたり好きな事を語ったりできる
そんな空気感でした。
そして、毎年お世話になっていた私にとって所縁のある場所、お寺をお借りして実施いたしました。
当日は雨も降りましたが、「一粒万倍日」「天赦日」「寅の日」が重なった日は素敵な1日となって晴れ舞台を迎えることができました。
1年で1度しかない日だと知り、なんだか不思議な気持ち。雨降って地固まるとも言うみたいだし。
「幸せ」に触れると自然と心が優しくなる気がします。
私たちふたりの幸せがみなさまの一部となって、
その幸せの一部が誰かの幸せに繋がりますように。
そんな時間になればいいなと思うのです。
そしてこれからも、そんな家族でありたいのです。
晴れ舞台。みなさま一緒に楽しみましょう。
テーマ
#幸せのおすそわけ
▽場所
地元和歌山県
▼挙式
地元の神社
▼披露宴
地元のお寺
・招待状
事前にweb(楽々WEB招待状)で作り、ラインで送信。
・カメラマン
知り合いに撮ってもらうことに(挙式のみ)
・衣装(神前式)
紋付袴と白無垢をTHE KIMONO SHOPでレンタル
(※東京で試着し、地元へ郵送していただきました)
・衣装(食事会)
自分達のセットアップとワンピース
・着付け/ヘアメイク
地元の美容室さん(神社へ来ていただきました)
ティザームービー
前日に参列してくれる方々へ当日のティザームービーをラインで送りました。一緒にお食事会の駐車場のご案内も。
祝言
親戚縁者を招いてお披露目をする祝いの集まりは「祝言(しゅうげん)」と
いって現在の披露宴に相当する。
これから身内になる人々を前に、悦びをわかちあうひとときです。
いよいよ明日、3/26は挙式です。
天気はあいにくの雨模様ですが、雨を気にせず楽しい会になればと思っています。
お足元にお気をつけてお越しください。
この動画は私たちからのインビテーションです。
◎ぜひ音声ありでご覧ください
小さなお食事会の駐車場はこちら
神前式の様子
愛おしいSHIHARAの指輪
食
地元の郷土料理をベース
に両家のお母さんの一品を加え
温かなお料理でお出迎えします
手作りのものたち
ドリンクメニューは各テーブルに1つずつ作ることにしました。
席札、箸置きとなった石。
こちらもゆかりの場所へ行き頂いた石を丁寧に洗い乾燥させ、
家族の名前を書き、丁寧にニスを塗りました。
ご祝儀袋をどうにか素敵な形で残せないかと悩んだ結果、
作ったモビール。拾った枝や木を軸に、糸に水引きをつなぎました。
神前式で白無垢を着る。ヘアアクセサリー、どうしよう。
そこで見つけたのがこの白無垢屋のヴェール。
レンタルはせずにがんばって自分で作ってみようと布屋さんを探し回り、
ユザワヤで調達できました。
ゴールドのピンと、オーガンジー素材を3種類、そして母の力を借りて
出来上がりました。当日上手につけてくれた美容師さんにも感謝。
長机を8つ使ったテーブルのクロスもユザワヤで調達しました。ぴったりサイズ。
参列してくれる私たちの甥っ子、姪っ子には、インスタントカメラを渡して
式当日"すきなもの"を撮ってもらいました。
小中学生のふたりは初めてインスタントカメラというものを使ったらしく、逆に新しいのかも。
4さい、2さい、6ヶ月の甥っ子姪っ子には"スマイルビスコ"をプレゼント。本人たちも不思議がりながらも喜んでくれました。愛犬のワンちゃんもプリントしました。かわいい。
姪っ子が何度も描いて描き直して素敵に仕上げてくれた似顔絵。
食事会に行くとそっと飾ってくれていました。
進行について
小さなお食事会の司会進行は新郎でした。
進行はスプレッドシートにまとめ、簡単には以下の流れとなりました。
13:00 挨拶(スタート)
13:05 乾杯
14:00 こども達によるケーキデコレーション&新郎新婦ケーキ入刀 ※1
15:00 松明祈願 ※2
15:30 両親プレゼント
15:40 挨拶
15:50 引き出物のお渡し
16:00 お開き
~17:00 みんなで片付け
そして本堂に流れるBGMも新郎がDJ。Apple Musicでプレイリストを作り、スピーカーにつなぎ流しました。
司会進行、DJが新郎なんてことある?!と感心しながら彼は想像以上のことをやってのけました。本当にご苦労さま、ありがとう。誇らしいです。
※1
コンテンツの一つにこども達によるケーキデコレーションを付け加えました。これは姉の案でとっても素敵な演出となりました。
子どもたちもワクワクできること、なにかしたかったので。主役となって楽しんでくれました。
そしてケーキ入刀。
これは甥っ子が撮ってくれていたインスタントカメラの写真から。
※2
和歌山県の火祭り、お燈まつり。
今年もコロナ渦のため開催こそされなかったものの、松明に祈願をし開催された年には新郎が代わりに持ち、お燈まつりに参加する。持ち帰りたい方は家で飾るも良し。松明の中でも代参(本人の代わりに祈願する小さめの松明)にそれぞれの家族で1つに願いを書いてもらいました。
書いてもらったあとは、女性はチューリップを、男性には松明を持ってもらいひと家族ずつチェキで撮影をしました。
引き出物
地元や私たちにゆかりのあるものに。
みなさまへ1枚1枚手書きで添えました。引き出物の袋は無印のジュートバッグ、持ち手には海で拾ったシーグラスを針金でまいて作ったストラップ。
これは両家どちらかわかるよう目印にもなりました。
▼季節のみかん 代々栄えますように
▼みため芋 千人の人に吉が訪れますように
▼GEN GEN AN幻 ひといきつく時間を大切に ◎両家へ
▼めおと梅 しわしわになるまで夫婦仲良く ◎両家へ
遠方から来てくださった方々にはお気持ち程度ですがお車代を。
手作りの封筒。
お食事会には車で移動をするので近隣駐車場を利用していただきました。
タイムズでさっと払えるように準備。簡単に手作り。
前日に仕込んだ家族への手紙。両親、兄弟それぞれとの幼い頃の2ショットを添えて。
会場へ運び入れる前の様子。
前日の準備
前日ふたりで運び入れ、セットし終えた様子。
テーブルセット
お皿は使い捨ての紙皿だけど、しっかりしていて見た目もgooなwasaraで。
4さいの甥っ子は船がすきなので、以前千葉館山の海のインテリアショップ MARINE YASUDAで購入した木工の船と。
キッズエリア
新郎新婦それぞれの幼少期の写真スライドショーとビデオを作りMacbookでみれるようにしました。
入り口には自作の表札を。
ホームセンターで購入した木をカットし、筆で名前を書きニスでコーティングをしました。
両親への感謝
両親への感謝を伝えるものに選んだものは"一生着られるスウェット"
ループウィラーの定番モデル、丸胴ボディ。
母にはネイビーを、
父にはグレーを。
吊り編み機で作られたスウェットなのでとてもやわらかくて気持ち良い。
初めて着たときの感動は今でも忘れられない。「吊り裏毛」は1時間に1mにしか編めないらしい。そしてその吊り編み機は現在日本の和歌山にしかない。その縁とゆかりがありこちらを選びました。
奇跡的に購入できました。ループウィラーの方ありがとうございました。
「一生着られるスウェットを一生一緒に着よう。
今まで大切に育ててくれてありがとう。」
さいごに
新郎新婦でつくる結婚式とはいっても、本当にたくさんの協力とお心遣いを各方面の方々からしていただきました。大切な時間を使い、手間をかけて私たちふたりのために手伝ってくれたみなさまに本当に感謝をしています。
これこそが私たちふたりがやりたかったことでもありました。
それが叶えられました。ふたつの家族が初めて集まる日、それぞれの家族がこれまでを懐かしむときでもあり、これからの良き人生の始まりの日でもありました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
彼から初めてもらった花束はチューリップでした。
とっても可愛い。
素直で可愛げのある人でいたいな。