ちびたの本棚 読書記録「好きになってしまいました」三浦しをん
三浦しをんさんのエッセイを読んでいると、うふふっと、つい笑ってしまう。公共の場で読むのはとても危険だ。
昼休みに図書館に行った時、あぁ午後からもうひと頑張り働くか…と景気づけに手に取るのは、三浦しをんさんか穂村弘さんのエッセイだ。ほんの数ページ読んだだけでも、肩に入っていた力が抜けて気持ちが軽くなる。
今回のエッセイ集は、今までになく大人の雰囲気だ。「旅」や「美」というお題の縛りがあるエッセイが多いせいか、いつになく妄想は控えめ。三浦しをんさん本人も書いているが、可能な限りテーマを死守して書いたそうだ。
ご両親や弟さんの健在ぶりもところどころに伺われ、相変わらず一家で読者を楽しませてくれる。
三浦しをんさんの妄想が暴走して炸裂する、これからもそんなエッセイを楽しみにしている♡