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時には現実逃避をしてみてもいいじゃない|適応障害
適応障害になったことをきっかけに、ゲームを買いました。
適応障害なのに、そんなことをしていいのかという迷いもあったのですが、私は意図的にゲームを始めました。
その理由は、
ベッドで横になっていると泣けてくるから
寝ては起きて、起きては泣いて、泣いては寝て、、、の繰り返しで1日の大半を寝るか、泣くかのどちらかで過ごしていました。
始めは、散歩に行くだけで疲れていたし、文字が読めない、断捨離や片付けの気力もない、といった具合でした。
「何か集中できることがあれば、涙が収まってくれるんじゃないか」
そんな風に思いました。
普段の買い物は迷いに迷って下手したら半年、1年後に購入を決める慎重派のタイプ。
しかし当時は、
「判断力が鈍って、何も考えられない今じゃないとゲームなんて買えない」(←?)
と慎重に判断できないことを利用してゲームを買いました。
ずっと横になってゲームをしていると体が痛くなるので、自然に起き上がる回数が増えました。そしてゲームにのめり込むことで涙が出る時間も少なくなっていきました。
昔好きだったスクラッチアート(黒い専用シートに描かれた下地を削って絵を描く)も買ってみましたが、10分経たないうちに疲労を感じ続けることができませんでした。
そんなわけでゲーム三昧の日々が始まりました。
「本当にゲームばかりの生活でいいのかな」
「適応障害になってもゲームができる自分は甘えなのではないか」と思い、Google検索欄に「適応障害 ゲーム」とキーワードを入れて検索していたことも。
「こんなことやって現実逃避じゃないか…」
とベッドの上で考えていた自分ですが、
現実と向き合いすぎて適応障害を発症したと思っているので、ちょっとくらい現実逃避したっていいじゃないか、と開き直ることを覚えました。
好きだったゲームがでできなくなる人もいれば、そうじゃない人もいる。
適応障害の症状は人それぞれだと思います。
「好きなことをやらなきゃ」と回復を急ぐと、反動のダメージが多すぎて次の日は1日中寝てしまう日もあったり、のめり込みすぎると依存の一歩手前までいってしまったり。本当に疲れ切っている時は、そんな気力もわかなかったり。バランスって難しい…。
それでも、回復するより予防する方が簡単だと痛感したので、心が壊れてしまう前に、ゲーム以外の現実逃避の術をこの先も集めていけたらな思います。