絶好調がない私のHPを少しでも回復させてくれるものたち
もの、食べ物、コンテンツだったりと、幅広いですが「なんかいつも疲れていて絶好調と言える日がない私」が、少しでも回復できるものたちをメモがてらに並べていこうかと思います。
その一、
こちら丸善にて見つけた枕用フレグランスぴろま
店頭には全種類テスターが並んでいたので、一つ一つ嗅いでみて一番好きだと思った柚子の匂いを購入しました。
頑張った日だったり次の日休みだったりする日の夜に枕元へ2回ほどプッシュして使っています。
リアルな柚子の匂いがしてとても癒されます、あの皮のほんのり苦い感じとかも感じられますよ。
寝る以外に出先でも癒されたい!って方はロールオンタイプもあるので覗いてみてはいかがでしょうか。
そのニ、
こちらOIGENさんの南部鉄器製の急須
前々から南部鉄器には憧れがあり、今年に入りようやく手元に置くことが叶いました。
私が実際に購入した急須は上記にあるデザインとは異なりますが、やはり紹介するには南部鉄器の伝統模様の「アラレ」をあしらった、まろみアラレがいいかなと思い貼り付け先はまろみアラレにいたしました。
丸っこい形状とやはり目につく伝統模様のアラレが南部鉄器特有の無骨な雰囲気とマッチし、互いの良さを引き出し合っていて相乗効果みたいでデザイン性からみても惹かれるものがありますよね。
昔からあるものなのに、和室にも洋室にも映えるってなんだか不思議な感じがします。
ちなみに私が購入したのはこちら。
急須と聞いてあまり想像がつかないような平でシャープなデザインに惹かれました。
容量は湯呑み二杯分くらいで、小ぶりなため茶葉よりはティーバッグなどを推奨されていたこともあり、私自身茶葉よりティーバッグの商品をよく愛飲するので用途からみても合致したため購入しました。
基本的にお茶を淹れていますが、夏頃には日本酒を入れて冷蔵庫で冷やして飲むのをいいなと思っており、早くも夏が待ち遠しいこの頃。
南部鉄器は鉄器というだけあってやはり重かったり錆だったりと普段手にする急須などとは扱いや管理が大変だったりしますが、ずっしりとした重みを感じながら淹れるお茶が最高だったりするんですよね、むしろこの重みを感じながらお茶を淹れている間だったり、赤錆を落としてる間が癒しだったりします。
その三、
引き続き南部鉄器の、風鈴ネコチャン
第一に南部鉄器を知ったきっかけが風鈴だったので、こちらもようやく手元に置くことができて嬉しい一品。
風鈴といえばガラス風鈴もありますが、私は南部鉄器の風鈴の音色が特に好きです。
凛とした鳴りがその場の空気を優しく揺らすような癒しの音色が日本の風情を感じさせてくれるものだと思っております。
ガラス風鈴のカラカラとした音も夏らしくて、風鈴ってなんか奥深いですよねえ…。風鈴とはいえ一概にして言えないなにか、ガラスと南部鉄器とでの音の違いだけで感じるものの違いというか。
個人的にガラス風鈴は祭りや軒先の下あたりにぶら下がっていてガラス風鈴の音色を聞くと打ち水する情景が脳裏をよぎるくらいに人との密接さを感じるのですが、南部鉄器の風鈴は山奥の一軒家にぽつんとぶら下がっていて、木々のざわめきに混じってちりんちりんと鳴る情景が浮かぶんですよね。同じ風鈴なのになんだか面白い(少し脱線しかけている)
話を少し戻して、この南部鉄器ネコチャン風鈴は三色あり、黒、黄色、ピンクがあります。黒色だと分かりにくいですがネコチャンが目を細めて微笑んでいるお顔が見れるので視覚的にも癒しになります。
他にもリンドウだったり亀だったりと、デザインが豊富でお手頃価格なので、夏に向けて風当たりのいいところに飾ってみるのもいかがでしょう。
(締めの言葉がイマイチ思い浮かばずさっきから「いかがでしょうか」で締めているがために回し者みたいになっていますが断じて違いますよ(焦り))
その四、
続いては、国木田独歩の武蔵野になります
国木田独歩がひたすら武蔵野を褒めちぎっております。
近代文学って中には聞き慣れない言葉や表現があったりでその都度調べたりしてでぶっ続けで読むことができないのですが、それでも近代文学を好きな理由って当時を生きた人の生の声がそのまま記されているから読み込んでしまうんだろうなあと思っています。
やっぱり当時を生きた人によるものの見方や解釈の仕方って当たり前だけど現代とはだいぶ違うなと思うところが多かったり、その時代の感性から学ぶことがあったりで、時代どんどん変わっていき多様化しグローバルになりさまざまな文化が入り混じるようになっても温故知新の精神だけは心に大事に持っておきたいと思います。(脱線しかけている気がする)
うーん上手くまとめきれないのですが、当時の人の感性を実際に共感や理解することは不可能だと思いますが、それでもこうして記していることに沿って想像し国木田独歩の感じた武蔵野を体感しようと想像を巡らせることに癒しというか、そういう楽しみも感じられます。
その五、
こちらは谷崎潤一郎の陰翳礼讃
谷崎潤一郎による日本の美意識に触れられ、西洋文化が浸透しきった時代に生まれ生きてきた私の中の日本特有の美意識が刺激される一冊と言いますか。
生まれた頃から電気があって当たり前の時代に生きて、逆に灯りのない世界などそう簡単には想像がつかない中で、谷崎潤一郎の述べる日本の美意識や陰があってからこそ増す魅力など、読んでいるととても面白く、不思議と納得してしまう部分、DNAにまで染み込んでいたであろうこの美意識を呼び起こされたような感覚になって、ふと気付かされるものがありますので、とてもおすすめの一冊です。
読んだ後だって電気は当たり前にあるし、目の前の日常はなんら変わりがないけれども、その中にふと、今でも愛られる陰があるんじゃないかと探してみたくなりますよ。
その六、
こちら 無印良品の黒豆茶
先ほど紹介した南部鉄器の急須を使ってよく飲んでおります。
黒豆の香ばしい香りと優しい味わいで一息つきたいときにおすすめで、ノンカフェインなのがありがたい。
その七、
こちらも引き続き無印良品のほうじ茶バウム
不揃いバウムって種類がたくさんあって期間限定品とかもちょくちょく出ており制覇したいと思いつつも毎回ほうじ茶を買ってしまう。
ほうじ茶好きにとてもおすすめ、茶葉の味を感じられて私的にはほんのり苦味も感じられますが、それもお茶の良さだよね〜と毎回リピートしているバウムです。
その八、
漆原友紀 蟲師
リンク先は漫画になりますが、アニメももちろん素晴らしい作品です。
蟲師ギンコとその地に住む人々や蟲のお話しで(説明がとてつもなく下手)基本一話完結なので入りやすいかと思います。世界観は鎖国が続いた日本で独特で閉鎖的な世界観を感じます。
幽霊でも妖でもない蟲という存在に翻弄される人々の生活だったり、飄々としたギンコのキャラクター性だったりが魅力的に思えます。
アニメ版だとカラーもついたてより蟲師の世界観に触れられると言いますか、全体的に仄暗く、どこか靄のかかったような世界が広がっています。水彩タッチのような色合いも見どころですよ。
中でも私の好きなお話は
「雨が立つ 虹が来る」と「重い実」です
前者は虹に取り憑かれた親子の話で後者は蟲師としての最大の禁忌を犯すギンコが観れます。
特に前者の雨が立つ虹が来る、は虹の根元を探す男の話なのですが、私自身幼少期に虹を見ては虹の根っこを探し回っていたりしていたので、より引き込まれたと言いますか、シンパシーみたいなのを勝手に感じたので強く印象に残るお話でした。
その九、
中孝介 夏夕空
こちらはアニメ夏目友人帳のエンディングにも起用された曲になります。
特に夏に聴きたくなる曲で、この人の声はなんと形容したらいいのかわからないのですが、胸にストンと落ちてくるような安らぐ声をお持ちの方だなあと思っていて、曲調やタイトルやアニメの映像から見て夏の夕暮れあたりに聴きたい曲ですね。
多分テレビのノンフィクションで起用されたサンサーラの方で知っている方が多いかと思われます。
その十、
ふるカフェ系ハルさんの休日
こちらNHKにて毎週木曜夜10時30分から放送している番組になります。
主演は渡部豪太さん、行くカフェごとに渡部さん以外に地域の方々もドラマに入ってもらうという斬新な作りになっていて半ドラマみたいな感じで面白いです。(番組自身も少しだけフィクションが入っていると仰っていますしね)
リンク先にあるのは制作本で、主人公ハルさんの人柄や制作の様子や制作陣のお話も聞けて貴重な一冊です。絶版になっているのかどこに行っても見つからず、私は古本で購入しました。
ただ古いカフェ、レトロなカフェ、古民家カフェを紹介するだけでなく、その古民家を受け継ぐにあたっての人と人とのやりとりや、前の持ち主の意志を注いでお店を開いたり、取り壊されるのを危惧して形を変えて今現在カフェとして残していたりと、古民家を大事にしているのがとても伝わりますし、前の持ち主と今の持ち主との関係性や、移住で古民家を買い取ってカフェを開いた方への周り人たちからのサポートだったりと人情にも触れられたり、そしてずいぶん昔に建てられた建物でも今ご活躍されている職人さんをも唸らせる先人たちの技術や知恵だったり、先人たちの残した英知を現代にまで残そうとする職人さんたちの知恵だったりと、30分のコーナーを一回みただけではまだまだ全てを吸収し得れないくらいの魅力がたくさん詰まった番組です。
日曜の夕方6時にも再放送があるので私はそちらも見て再度楽しんだりしております。
印象的だったのは木は切って死ぬのではなく木材となって家となってまた生きるんだ、的なことをおっしゃっていた職人さん(うろ覚え)の言葉が印象的でした。(本に載っていたのでまた読み返さねば)
こちら番組のテーマとなっている曲で、柔和な雰囲気の番組にとてもマッチしています。
休日の朝に聴くとかもいいと思います。
急ですが今日のところはここらで終わりにしようかと思います。
多分まだ思いついていないだけでふとした瞬間に「これ書けばよかった〜!」ってものが出てくると思うので、それが貯まったら第二弾に取り掛かると思います。
長々としましたがここまで読んだ方がいらっしゃったのであれば、ご一読どうもありがとうございました。