私がセルフネイルをする理由は何なのか
こんばんは。
過去記事で、私はセルフネイルが趣味ですと何度かネイルについての話が登場してきたと思うんですが。
私は日本で1番手先が不器用コンテスト第一位に輝けるような不器用な女だという自覚がある。
子どもの頃はもっと年下向けの雑誌の付録も作れなかったし、親の趣味のビーズに手を出してみて上手くいかなくて癇癪大爆発してビーズ撒き散らしたり。
どの仕事でもちょっと不器用ね、と細かい作業は1番練習させられてきた。
うつになる前は「何があってもセルフネイルはやらない」と心に誓うほど。
めんどくさがりだし、不器用ナンバーワンだし。
その私が、なぜわざわざうつになってから新しく始めるというハードルの高いことにネイルを選んだか。
それをちょっと書いてみようと思う。一応、真面目な理由”も”あるので。
過去ちょっと書いたから、そこと被りそうなところは一旦箇条書きで。もし気になった方がいたら過去記事を読んでください。
・うつでそもそも外に出れないので予約通りに通うハードルが高すぎる
・頑張って行ってみても、調子が悪くて寝たきりなので誰にもその爪は見せない
・なのにその爪には毎回10000円以上かかる
・働いてないのに高価すぎる娯楽
・でも、元気だった時に付けたネイルを無理矢理むしり取ったら何年も可愛かった指先があまりにもぼろぼろになって悲しくなった
・爪が可愛いだけで心が上がるタイプなのに
と、ざっとこんな感じ。
それなら自分でやればいいじゃないとやり始めたのがきっかけ。
しかも私は生まれつき爪が非常に脆く、ぶつければ爪の先の白い部分が飛んで行ったり、爪切りがなくても伸びたな〜と思えば引っ張れば短くできるくらいなので、ジェルで固めてないといつ指先が血まみれになるかわからない。
最初は別に爪がピカピカして色がついていればいいやと、「とりあえずぼろぼろの何も付いてない爪」脱却だけが目的だった。
まあつまりなんだかんだ言って、自分でやればお金が浮きますよねと思ったのが1番。
しかし、始めてみると意外と楽しかったし、少し回復してきた時期の私にとってリハビリ活動ともなったのだ。
まず、ネイルをするには座って作業しないといけないので外に出る元気はないけど何かできそうだな…というときに寝たきりにならない理由ができた。
次に、ネイル中は両手が塞がるので他にやれることはないし、とかじりついていたスマホからも脱却することができた。ゲームのやりすぎも、SNSの見過ぎも防げる。
そして、ある程度集中力が必要とされるので寝たきりで脳を全く使ってなかった私には良い刺激となった。
なにより、自分のペースで進められるので、途中で体調が悪くなったりもう無理だ…となってもすぐにやめられる。極論、親指だけ塗ってあとは別の日にして今日は寝よう、とかもできるわけだ。
もちろん爪も可愛くなるしこれはいいなと。
そこで改めて色々と調べてみると、どうやら今は100均の商品の質も良く、100均でほぼセルフネイルをスタートさせられるようだし、色の種類も豊富のようだ。
Instagramや、TikTokなんかでALL100均アイテムで作る夏ネイル💅みたいな投稿が多数あった。
より、テンションが上がった。
家にいたきりでも何かをやるというリハビリになる上に、安く済む。100色買っても一回サロンに行くより安いではないか。(クオリティはさておき)
そこで、調べるとどこの100均にはこんな色がある、などカラーチャートを作っている方などもおり、「ああこの色欲しいな」とか「このパーツつけてみたいな」と思うようになり、100均巡りをしようと外に出る理由にもなった。
理由なく外に出るのが苦手で、うつからのリハビリに良いとされる散歩も中々出られなかった私だが、これは理由になる。これも良かったらどれだけお散歩が苦手か読んでください。
100均ならそんなに遠出しなくても近所にあったり、一駅電車に乗ればまた別の100均があったりで、「ちょっと外に出る」のにぴったりだった。
座って過ごす、スマホを見過ぎない、外に出る理由になる、これで更に爪が可愛くなるなんて今の私にはちょうどいいリハビリになるとその時は世界が開けたような感覚になった。
そこから段々より可愛い爪にできるよう、のめり込んで行き、1番ひどかったときからの回復期には「身体を動かす」というのはほとんどネイルをする時間になり、趣味としてどんどんハマっていって、今に至る。
弱小アカウントながらも、ネイルだけを更新するアカウントをInstagramで作れるほど作品ができた。
無駄遣い、だとか遊んでばかり、と夫に言われるかなと思いきやこういう趣味が見つかって良かったねと言ってもらえ、次何色がいいかなだとかこの色とこの色の組み合わせどうかな?と寝込んでばかりで会話もなかった私たちに話すきっかけもできた。
夫はインテリアにこだわりがあったり、ファッションセンスがよかったり手先が器用だったりするので、非常にハイレベルなアドバイスをくれることもあるのだが。そこは聞こえなかったことにしてる。私にまだその技術はありません。
うつを公表していないリアルの知人たちは、ネイリスト目指してるの?資格取るの?と聞いてくれるのだが、ただうつ病故にお金を浮かそうと始めたらハマってしまって、今に至ります。というのが答えだ。言えないけど。
だからみんなネイルを始めよう!という話ではないんだけど、ある日突然思わぬことがきっかけでリハビリに当たる楽しみが見つかるかもしれないよということを書きたかった。途中にも書いたが、自分でネイルなんて絶対にしないと強く思っていたのだ私は。
唯一困っているのは、練習や作品にネイルチップを使用しているものの、我がネイルサロンはお客様は私だけなのでただでさえ爪の弱い私の爪がいつ限界を迎えるかという心配だけだ。
これからも続けていこうと思う。もっと上手になるぞ。
長々読んでくださった方、ありがとうございました。
こんな趣味もいいよ〜みたいなものがあれば、ぜひシェアしてください。
おしまい。