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いま、桜咲くのが沖縄離島
大変に冷え込んだ今日。この島がこれほど冷え込んだのだから、本州の寒さは相当なものであろう。(最高気温18℃、最低気温13℃)
山間部にある森林公園で散歩がてら、あてもなく歩き回る。冬は冬で空気が澄み、蚊やハエも少なく、蝉も静かで鳥の鳴き声がよく響いて良いものだ。桜も咲き始めている。こちらの桜は本州と種類が異なる。満開でもポツポツとしか咲かず、本州の桜のように壮大で華やさは微塵もない。儚く、小さく咲きあまり目立たぬ桜である。だからから、こちらでは花見と言う名の文化さえ存在しないらしい…。ただし、僕は本州出身だからか、日本人としての本能なのか、桜は小さくとも桜であり心は春を思うのだ。
頭上に鷲が堂々たる姿で鎮座している。この島で食物連鎖のトップ君臨する彼らは人間に対しても警戒感が少ない。わりと至近距離まで近いても逃げないのだ。見かけた鷲は恐らく幼鳥である。どこか幼さを醸しつつ、雄大に威厳も示しつつ飛び立った。
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一方でサギや孔雀(外来種)は警戒心が相当強い。こちらが彼らに気づく前に、彼らは人間を察知し全力で逃げていくものだ…。そんな中、中途半端に距離を保つ種もいる。カラスや、ミゾゴイである。カラスは知能が高く、人とは何かを認識して距離を保っているようだ。ミゾゴイはただ単に鈍いのであろう…。こちらが至近距離にて撮影した後、ようやく僕を認識したようで大慌て、パニックをおこしながら逃げていくのだった。
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今日はよく歩いた一日だ。結局、年中を通して自然の中で過ごす事が中心となる。
この島で何年も暮らすと、初めて行く場所、初めて通る道、新たな遊びスポットが無くなっていく。いつもと同じ場所で、いつもと同じ様な行動パターンの中で、いつもと違う光景や出会いを見つけ楽しむ事が多いのだろう。
今日は鳥類との出会いが多い1日であった。そもそも僕は特別に鳥好きではない。魚や海の生物の方が感心がある。ただ、何故か鳥ばかりに目が行くそんな1日であっただけである。そして、桜の開花が特に印象的であった今日の思ったことであります。
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