島から大都会への旅にて思うこと
福岡へ行ってきた。島暮らしを続けていると、無性に都会に行きたくなる時がある。なので、年間2~3回は地元への帰省を含め、他県の都市へ旅に出るのが恒例となっているのだ。
牛丼チェーン、ユニクロ、大衆居酒屋、セブンイレブン、ローソン、紅葉、行き交う人々の姿、肌寒き秋の空気…。
島に無いものを求め旅に出る。
元々は関西の都市で生まれ育った我が身が、都会の雑踏や、乾いた初冬の風を新鮮で魅力的に感じる事が不思議である。
慣れ、適応力が与える影響は大きいのだろう。住む場所が思考も感覚も変えていくのだ。
残念ながら紅葉には早かったようで、モミジは青々としていた。気温は寒くもなく暑くもない。そして空気は乾燥気味。島では有り得ないベストな気候であった。半袖のまま町を歩き回り、2万5000歩/日の記録を連日叩き出した。
何処を歩けど何かが有る。各社コンビニが有り、商店街が有る。大きな公園があり、知らない町が永遠に繋がっている。それが楽しいし、非日常を感じて興奮するのだ。
物価高が騒がれているが、島の物価と比べると福岡はかなり安いと思う。しかも高いサービスと品質、美味しさで文句の付けようもない。
何処に住もうが無い物ねだりの欲求は満たされない。島に住むから都会を過大評価し、都会にに住むから島生活に憧れる。だが、島に暮らす意義やメリットが、現時点の自分には大きいことは絶対的であるし、それを再確認できることも大都市へ旅に出る理由なのかもな…。
美味しいものをたらふく食べ、歩きに歩いた福岡旅であった。
紅葉と同程度にショックを受けたのは、昨年訪れた居酒屋が閉業していた事である。がめ煮、鳥刺が絶品でリーズナブルな地元民が通う名店的雰囲気であった…
閉業したとのGoogleマップ情報が信じられず店まで足を運んだ。まっサラな中華料理店へと変貌していたのだった。
読んで頂きありがとうございます🍁