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大学図書館で働く私の一日

私は大学図書館で働いています。
図書館司書って貸出・返却と配架以外に何をやっているの?と疑問に思う方も多いと思います。
今回は大学図書館で働く私の一日について紹介します。

8:15 出勤

本日は早番の出勤です。着替えやちょっとした雑用があるので早めに到着するようにしています。

8:45 開館前準備

図書館の開館は9時からなので、それに間に合うように準備をします。
具体的にはカウンター内のPC・OPAC立ち上げ、新聞の配架、9:00ぴったりに自動ドアの開錠など。
基本的にワンフロアを一人で担当するので時間との勝負です。

9:00 開館

開館してすぐはそんなにカウンターに人が押し寄せることは少ないですが、返却しにちらほら学生さんが来館します。
開館後に行う仕事について紹介します。

①予約の確認
図書館の情報システムで新しく予約が入っているかどうか確認します。

②利用者への連絡
①で予約が入っていた場合に本を借りている人が延滞していた場合に督促の連絡をします。
またうちの図書館では本の取り寄せした場合に取り置き期間が設けられてきて取り置き期限の前日まで取りに来なかった場合は連絡します。
連絡方法は電話かメールです。

③ILLの確認
ILLとはうちの図書館では入手出来ない文献を他の図書館の協力によって入手することができる相互協力サービスです。文献複写と現物貸借の2種類があります。
ILLが入ってくると、本当にうちに所蔵がないのか等を一通り調べます。

④学内便の準備
ほかのキャンパスに送りたい図書や雑誌・書類などは学内便で送ります。
図書や雑誌は水で濡れないようにビニール袋で梱包してから、また別の袋に入れます。
うちの図書館は分館なので、他キャンパスから本を取り寄せることが多いため、学内便で返却図書を返送することが多いです。

⑤配架(本を棚に戻すこと)
返却が多い場合は午前中に配架にいきます。

PM:学内便の処理・カウンター業務

他キャンパスから学内便が届くので取りに行きます。
予約図書が届くので利用者へ連絡します。
また雑誌なども届くので、リストにそってチェックしていきます。
あとは新着の図書が届くと、その処理を行います。

学内便が届き処理をしている時間帯がちょうど学生さんのお昼休みなので、カウンター業務も忙しいです。
大学図書館は休み時間に集中して利用者がやってくるので、カウンターが忙しい時と暇なときに差があります。

カウンター業務には貸出・返却の以外に図書や雑誌の取り寄せがあります。
他にも他大学の複写や貸借など金銭のやり取りもあり、領収書を作成することもあります。覚えることがたくさんです。

学内便の処理が終わったら配架に行きます。
午前中と違って午後はカウンターが忙しくなるので配架以外の時間はカウンターにいることが多いです。
カウンターに座っていると学生さんからこの本はどこですかなどレファレンスを受けることも多く、何やかんや忙しいです。
あとは頼まれた仕事やカウンターで出来る仕事を進めます。

16:45 退勤

日報を出して遅番のスタッフに引継ぎをしてから退勤です。

以上図書館司書の一日でした。
実際に働いてみないと分からないことも多いですが、大学図書館の仕事について少しでも知ってもらえたら光栄です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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