心理学歴史 一般男性質問シリーズ1ヴィルヘルム・ヴント
心理学についてよく知らないから、
用語とかわかりずらいと話しが
あったので、わかりやすく自分の
勉強のために書いていこうと
思います。
「心理学の過去は長く歴史は短い」
目に見えない心のはたらきは、
古代ギリシャでは哲学者達が
担っていました。
肉体と魂はどこにあるのかと
という問いに答えたのが、
「心身一元論」です。
精神と肉体はもともと一つの
ものからできているという
考えです。
唯物論的一元論
精神と身体は自然界に
存在する物質から、
できている。
観念論的一元論
精神と身体を含む、
あらゆる存在は、
精神と思考の世界に
属する。
デカルトの心身二元論
霊魂と肉体は、全く
異なるものである。
肉体は物質にすぎず、
思考は神が与えた観念
の結果である。
「我思うに我あり」
デカルトの時代は、
カトリックとプロテスタント
対立する宗教戦争の時代で
また、コペルニクス、ガリレオ
ニュートン万有引力等の自然科学
が発展してきた時代であり、
キリスト権威が失墜してきた
時代になります。神が絶対では
なく、こうした科学に発展の
背景も見られます。
存在すること全てが疑わしい。
疑いから真理があると研究して
いますが心を図ることはでいない
と言われています。
「ヴィルヘルム・ヴント」
1879年ライプツィヒ大学で、
実験ができれば数値化し、
科学的に研究できるとし、
世界初「心理学実験室」を
ヴントが創設し、カントに
対する挑戦となります。
化学式のように分解すれば
いいのではないかと考え、
水 → 水素 + 酸素
H2O→ H2 + O2
というように分解することから
始まりました。
例えば、
リンゴは
甘い
赤い
丸い
のように、見た目や
心に浮かんだことを
詳細にまとめ、どのように
成り立っているのかを
分解したのです。
ここから心理学という学問
になりました。
「心理学は心の仕組みを解き明かす学問」
心そのものを測定する
ことは難しく、目に見える形で
背景にある仕組みを測定します。
実験・観察・質問紙等科学的データ
を統計的に集めて分析し行動を
予測します。
「心理テスト」や「読心術」等
TVで使われているものは心理学
とは異なります。過去に実験で、
占い性格検査のようなものを学生
にやってもらい、占い結果と称し
全て同じ文面の内容を検査者に
送った所、ほとんどの検査者は、
当たっていると返答があった。
結局はあてにならないもので、
占いや心理テストは、バーナム効果
と言われることになる。
「ウェーバー・フェヒナーの法則」
少し遡りますが、
ドイツの生理学者が
1931年に発見した法則です。
ウェーバー法則
刺激の弁別閾(丁度可知差異)
気づくことが可能な最小刺激差
重さ100gに対し、重くなった
と感じる増えた感がわかると
したとき、10gの増で、
100gから110gで重みが違う
ことに気付いた場合、
200gから10gに変化した
としても重みの違いがわからず、
220gになったときに重み
がわかるという法則。
10g
↓ 落とす
100g
ーーーーーー手のひら感覚
10g
↓ 落とす
200g
ーーーー感覚がわからない
20g
↓ 落とす
200g
ーーーー変化した感覚がわかる
というように重さの刺激が
変わったことがわかるのは
比例していることを発見
しました。
フェヒナー法則
ウェーバーの法則から
感覚の強さに対しての
ものであり
強さが100から200の倍の
感覚量である場合と
強さが200から400に
なった感覚量の変化は
等しい。
精神物理学から発見された
ものですが、心理学研究で
使われています。
過去問にもありました。
皮膚の温度感覚の閾値は
高齢になるにつれ上がります。
若い頃は0.5度の変化でわかる
のに対し、
高齢者は1度~5度の変化で
わかることになり、閾値が
上がります。
皮膚感覚が鈍りやけどや
温度感覚がわかりにくく
なることはこうした表現
をします。
表現がややこしくで混乱します・・・
心理学の表現は、独特な
ものでわかりにくいこと
もあります。
興味ある事や気になる日常の
ものがあれば記事にしたいと
思いますので質問してもらえれば
うれしいです。
ヴントから始まった実験ですが
ここから、心理学がどのように
変化していったのか、
わかりやすいように一般男性
シリーズ化してみたいと
思います。
一般男性質問 歴史シリーズも
ご覧ください。
next time