詩「ドアノブ」
冬のドアノブは ひんやりとした
あいさつをくれるよ
私どもは 当然のようにひねり、こたえるよ
ああ 私ども が、
考える間もなく 動いてしまうとき
ちいさな罪は
降り続き 身を濡らす
見かけのしっぽと意味を追って
両の手を余しながら。
さりげないあいさつは
さりげないように
忘れ去られてしまって。
冬のドアノブは ひんやりとした
あいさつをくれるよ
私どもは 当然のようにひねり、こたえるよ
ああ 私ども が、
考える間もなく 動いてしまうとき
ちいさな罪は
降り続き 身を濡らす
見かけのしっぽと意味を追って
両の手を余しながら。
さりげないあいさつは
さりげないように
忘れ去られてしまって。