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容姿を馬鹿にされたおかげで得たもの

先日、美容室に行きました。

髪が綺麗になるというので有名な美容室で、レビューでも大絶賛されておりドキドキしながら行きましたが、

本当に人生で一番綺麗になりました。



別人のように美しくなった髪を見て嬉しくてたまらなかったのと同時に、学生時代に容姿について馬鹿にされた数々のことを思い出しました。


特によく言われていたのは髪でした。
モデルのように綺麗、可愛い子たちから言われていました。



「あの時馬鹿にしてきた人たちが今の私を見たら、なんて言うのだろう」


「手のひらを返したように褒めてすり寄ってくる?

何したの、とかどこの美容室に行ってるのって聞いてくる?

いや、遠くで面白くなさそうな顔をして見てきた後、数人で集まって顔をゆがめて陰口を言うのかな?

それとも言ったことをすっかり忘れて普通に接してくる?」




まだ完全に許せたわけではなくいろいろ思うことはあるけれど、

徐々に心境の変化が生まれ、私は彼女たちに強烈に感謝するようになっていました。



それは、

「散々馬鹿にされたおかげで、馬鹿にされる痛みをこれでもかというくらい知った。

私は絶対、絶対、何がなんでも人にやらないと決めた。

そして実際に…特に容姿の面で人を馬鹿にしない人になれた。

その素晴らしさを年齢を重ねた今になって実感してる。



もしあの痛みを知らなかったら私も平気で人を傷つける側になっていたと思う。

あなたたちのおかげで一生物の財産をひとつ得た。

本当にありがとう」

ということでした。



これまでは憎しみや怒りの感情を持って過去の記憶と戦っていましたが、

「私をより素敵な人にさせてくれてありがとうね」

と彼女たちに感謝していたら心まで綺麗になっていくような気がしました。




人を馬鹿にしていた人は、時間が経ってからありとあらゆる形で自分自身に返ってきているように思います。

例外なくです。


私もそうでした。口に出したことだけでなく心の中で思ったことさえも全部ひとつ残らず返ってきました。
それに気づき、真剣に悔いて反省しました。


今は怖さもあってとてもじゃないけどしようと思いません。



外見の美しさはいつか終わりが来ます。


最後に残るのは、その人が与えてきたもの。その人がかけてきた言葉。その人の魂。




美容も楽しめるうちは全力で楽しみますが、最後に残るものを今のうちから大切にしていきたいですね。

自戒を込めて…。




同僚の容姿を馬鹿にしていた元恋人に待ち受けていたこととは…

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