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「ボディコンテストへ挑戦するビジネスパーソンは、ビジネス世界でも求められる」と言われる世界にしたい

こんにちは。ピーナッツ安井です。
名字の頭にカタカナを入れてみました。
「マッスル北村」「シャイニー薊」「ポパイ関根」など、名だたるボディビルダーの名前にはユニークなカタカナがついてます。それに憧れて付けてみました。
なぜ「ピーナッツ」なのかって?過去に頭が長いことを弄られていたことがあり、「ピーナッツあたまぁぁああ」と呼ばれていました。そこから引用しました。今思うとただの虐めですよね。過去の自分、よく耐えてくれた。

本題に入ります。
先日、ベストボディジャパン首都圏大会(以下BBJ)、マッスルゲート静岡大会、2つの地方大会に出場しました。ありがたいことに、新人カテゴリ含め3カテゴリで優勝することができ「ボディメイクするなら小田原で」を体現できたと思います。

また、2大会とも記事にしていただいているので、もし興味あればご覧ください。

もちろん、小田原でのボディメイク生活が、今回の結果に大きく影響したことは間違いありません。ただ、3冠に至るまでには3年かかりました。

2020年3月 BBJ京都大会 予選落ち
2021年8月 BBJ仙台大会 ファイナリスト
2021年8月 BBJ横浜大会 ファイナリスト
2022年10月 BBJ首都圏大会 グランプリ🥇
2022年11月 マッスルゲート静岡大会 新人の部 優勝🥇
2022年11月 マッスルゲート静岡大会 一般の部 優勝🥇

この3年間、様々な試行錯誤を繰り返してきました。
その中でも、これからコンテスト出場を目指す方や、会社員がコンテスト出場をする上で必要な考え方、気づきがありました。どれもコンテスト出場前に知っておきたい内容ばかりです。それを私、ピーナッツ安井の備忘録として書き記していこうという試みです。

忙しい人はこれだけ読んでおいて!

・ボディメイク、ボディコンテストへの挑戦はパーソナルトレーナーだけのものではない!結果を出したいビジネスパーソンこそやるべし!
・コンテストで優勝しても人生は変わらない
・ただ、ボディメイク、ボディコンテストへ挑戦するビジネスパーソンは市場から求められるはず。そうあってほしい。そんな世の中にしたい。ピーナッツ安井はそれを体現していく

こんな人に読んでほしい

  • これからボディコンテストへ挑戦する人

  • ボディコンテストに挑戦していて、思うような結果が出ていない人

  • 会社員と両立してコンテスト出場を目指している人

  • 本業もコンテストでも高い結果を出したい人

コンテスト3年目で得た気づき

1.再認識。筋トレほど高速に仮説検証を繰り返せる趣味はない

ボディメイクほど高速に仮説検証を繰り返せるものはないと思っております。それについて語ります。

コンテスト1年目と3年目で、劇的に変化した部位があります。それは広背筋や大円筋などの背中です。

背中比較画像

一目瞭然ですよね。明らかに2020年より2022年の背中の方が広がりもあり、厚みもあります。
2020年BBJで予選落ちした際、2021年BBJでファイナリスト止まりだった際、上位入賞者と比べて圧倒的に弱かった部位が背中でした。

事実:BBJで予選落ちした
仮説:BBJで上位に入賞できなかった理由は、背中の筋肉量が足りなかったからではないか?
検証:増量期に広背筋、大円筋を中心にトレーニングを組む
結果:BBJグランプリ獲得

あくまで一例であり、グランプリ獲得の要因すべてが背中の改善ではありませんが、確実に大きな要素としてはあったはずです。
得た事実から、1年毎に仮説検証を繰り返し、結果を出しました。
ただ、これは飽くまでもコンテストの話です。コンテストは精々出場しても1年に1回。検証回数は多いとは言えません。

重要なのは、「検証:増量期に広背筋、大円筋を中心にトレーニングを組む」の中での仮説検証です。

大円筋を鍛える効果的なトレーニングの1つにワンハンドローイングがあります。これまで私は、あまり意欲的にこの種目に取り組んできませんでした。背中の強い選手を特定し、その選手がワンハンドローイング40キロを扱っているのを確認し、自分も同じ重量を扱うことを目標にトレーニングをしていきました。その時点で私はワンハンドローイングは24キロしか扱えませんでした。

事実:目標とする背中が強い選手と、特定の種目で16キロ差がある
仮説:この16キロ差を埋めることで、大円筋が大きくなる
検証週0セット→週10セット、ワンハンドローイングを取り入れる
結果:ワンハンドローイング40キロを扱うことができ、以前より大円筋が大きくなる

こういった具合です。もちろん、こんな丁寧に仮説検証を書き出しませんでしたが、頭の中で解像度を上げていきました。

またこの他にも数多くの「仮説検証」を繰り返していきました。
週10セットでは重量が上がらなかったので、15セットに変えてみるだとか、減量時の食事を、3食から4食に増やしてみるだとか、様々な検証を繰り返しました。

この「仮説検証」の繰り返しは多くのビジネスシーンでも必要になってきます。
まず目標や計画を立て、次に行動に移してみて、その行動の結果を評価して、課題点を改善しながらビジネスを進めていくという方法論があります。よく「PDCAサイクル」と呼ばれるものです。優秀なビジネスパーソンほど、このPDCAサイクルを回すのが早いと言われます。
ボディメイクにおいても、このサイクルを数多く回した人が、結果を出すことができます。ビジネスにも通ずるこの考え方。

その時々に強く意識していなくとも、振り返ってみると数多くの「仮説検証」を繰り返してきました。この繰り返しが、コンテスト3年目の自分に結果を与えたのだと思います。

2.筋トレの奴隷になるな(自戒も込めて)

ビクッとしたあなた!もしかすると、少し耳の痛くなる話かもしれません。薄目でもいいので、見ていただけると嬉しいです。

2-1.SNSで輝くデジタル世界の自分

筋トレは素晴らしい趣味です。ただ、その筋トレに取り憑かれて、当初の目的や本来行うべきことが疎かになることがあります。
そんな人をよく見ますし、自分もその1人かもしれません。

鍛えられた凹凸のある身体の写真は、SNS上でよく映えます。
その身体の写真を撮影し、SNSにアップロードすれば数多くのリアクションをいただけます。
自己承認欲求を満たすことができ、自分自身が認められたかのような感覚に陥ります。

これ自体は悪いことではないです。ただ、この行為が人生をより良くすることはありません。少なくとも自分の3年間の場合そうでした。
輝いているのはSNS上の自分の身体であり、自分の人生や価値ではありません。
そのことに気づかず、なんとなく1日の筋トレを、SNSに消費してしまうことがあります。
また、一度付けた筋肉を失いたくないという理由から、惰性で、なんとなく筋トレを続けてしまうパターンや、本当はやらないといけないことがあるのに、その目の前の課題から筋トレに逃げるパターンです。テスト前になると急に部屋の掃除をしだす行動と似ています。(セルフハンディキャッピング

2-2.コンテストで優勝しても人生は変わらない

これも気づきたくない事実なのですが、自分が体験した事実なので記載します。コンテストで優勝しても、月曜日には仕事があるし、キッチンに残された洗い物はなくなりません。びっくりですよねw

BBJグランプリ頂きましたが、その喜びは想定以下のものでした。長く目標にしていたのにです。
飽くまでも、グランプリやその結果は、これまでの過去の自分を評価するものです。コンテスト優勝やコンテストで結果を出すことの期待値を、誤って過度に設定すると、達成後、燃え尽き症候群のような感覚に陥ります。

「挑戦に対する対価は、それ以上にワクワクする挑戦しかない」
この価値観・考えを持ってコンテストに出場することをオススメします!

3.どんな凡人でも、3年あれば結果は出せる

と言いつつも、やはり筋トレは素晴らしいです。
コツコツやれば確実に結果がでます。その1日を妥協しない。その1日の勝者となり、その回数を積み重ねることで、最終的に大きな結果を出すことができます。

私の好きなNBA選手カワイ・レナードの言葉で、好きな言葉があります。

Slow is Pro(スローこそが本物のプロ)
カワイ・レナード
カワイ・レナード選手

「なりたい自分になるためには、時間をかけなくてはいけない」という意味の言葉です。後にNBAのMVP選手になるレナード選手。自分の役割が確立するまでは3Pシュートは一切打たなかったり、試合前アップでもダンクなどの派手なプレーはせず、黙々とレイアップや近い距離からのシュートをこなすと言います。

筋トレでも同じだと思います。
重い重量を追って、乱れたフォームで筋トレをしても意味がありません。コツコツと対象筋に乗せられる重量を扱い、筋トレを続けていくことで、自分が思っている以上の成果、結果を出すことができます。

コンテスト1年目、予選落ち。
コンテスト2年目、ファイナリスト。
コンテスト3年目、グランプリ。

数多の仮説検証からなる、正しい方向性の努力を積み重ねることで、目に見える結果になる。
このことを自分の肌で感じることができ、
慢心とは違う、適切な自己肯定感から生まれた自信がつきました。
つまり「やればできる!」ことがわかりました。時間をかければです。

この自信はボディメイク以外にも通じます。自分なりに数多くの仮説検証をすれば結果はでる。一見すると当たり前のことかもしれませんが、その当たり前のことを認識している、また意識して取り組んでいるビジネスパーソンは、そう多くはないのではないかと思います。
ボディメイクを通じて得た自信は、ビジネスシーンでも通用すると自負しています。

これから

「ボディコンテストへ挑戦するビジネスパーソンは、ビジネス世界でも求められる」そう言われる世の中にしたい

ちょっと壮大な話と思われるかもしれないのですが、僕は「ボディコンテストへ挑戦するビジネスパーソンは、ビジネス世界でも求められる」そんな世の中にしたいです。

ここまで述べてきた、ボディメイクにおける「仮説検証」と、ビジネスシーンで必要になる「PDCAサイクル」の構造は同じだと思います。さらに、このボディメイクにおける「仮説検証」により結果を出してきたトレーニーは、ビジネスシーンでも結果を出せるポテンシャルがあると思います。

「ん?ピーナッツ安井は自分からビジネスシーンで活躍できると言っているのか?自己肯定感が高く目に余るけしからん若造だな」と思われてもおかしくないことを記載しているのですが、大枠の思想は間違っていないです。
むしろ、「仮説検証を繰り返しまくる⇒ボディメイクで結果を出す⇒正しいPDCAサイクルを回すことができる⇒適切な自己肯定感から生まれた自信がつく⇒ビジネスシーンでも活躍する」この流れを生み出していきたいですし、ピーナッツ安井がそれを体現します。この度転職し、2月から新たな会社で働き始めますが、引き続き会社員とボディメイクは並行して続けていきます。

また出世したいビジネスパーソンほど、筋トレをしてテストステロン値を上げろとも言われています。ボディメイク・筋トレにはビジネスシーンで活躍するためのエッセンスが詰まっていると考えます。


ボディビル・ボディメイクはパーソナルトレーナーのものだと思われ続けてきた

「会社員としてボディメイクをするのは大変じゃないのか?継続できないのでないのか?パーソナルトレーナーじゃないのにモチベーションって続くの?」そういう質問をよくいただきます。

結論:大変じゃないし、継続できるし、パーソナルトレーナーじゃないけどモチベーションは続きます(正確にはモチベーションという概念自体がないです)

どういうことか。これは目的と環境の話になります。

パーソナルトレーナーの方は、自分のパーソナルトレーナーとしての価値を上げる一つの手段として、コンテストにて結果を出すというのがあります。ダイエットや筋トレを通じ、クライアントが目指す体に自らなることで、トレーナーとしての説得力も増しますし、その方法論も身をもって会得できます。(もちろん、コンテストに出場されない方もおられます)

トレーナーの方は、クライアントとのセッションの合間や終わりにトレーニングを行います。セッション場所でトレーニングするときもあれば、別の施設でトレーニングすることもあるかと思います。

事実として、パーソナルトレーナーはトレーニングをする目的や環境が、ほかの会社員の方と比べ整っているといえます。

それに対し、一般的な会社員の方はトレーニングをする目的も環境も整っていないと思われがちです。

仕事終わりはクタクタ。ご飯を食べたらYou Tubeを見て睡眠を取り、次の日に備え、また朝から出勤します。日々の労働に心も体も削られ、仕事終わりにトレーニングをする選択肢はありません。少なくともトレーナーの方と同じような環境は用意されていません。
そんな環境下で一念発起してトレーニングしようとしても続きません。それはなぜか。目的がないからです。人はその行為の先に目標や目的があるから頑張れます。環境も目的もハッキリしない中で、トレーニングやボディメイクを続けろという方が酷です。

ただ、本当に環境は整っていないのでしょうか?
僕の回答は、「否」です。

まずは事実を並べます。
トレーニングジムの数です。
24Hジム エニタイムフィットネスを提供している「Fast Fitness Japan」のIRを見ると2022年9月末時点でエニタイムフィットネスの店舗数は1036店舗あります。ただ、7年前の2015年時点では121店舗だったのです。この7年でエニタイムフィットネスの店舗数だけで約900%も増加しています。


エニタイムフィットネス ジャパン出店実績と計画
https://www.anytimefitness.co.jp/franchise/

また、テレワークの実施数です。
東京都の調査では2022年10月時点で都内企業のテレワーク実施率は54.1%とあります。コロナ禍3年目の状況においても、半数以上の企業がテレワークを実施しております。テレワークが可能ということは、通勤時間をその他の時間に割り当てることが可能です。

他にも、カネキンさんやJINさんを始めとしたボディコンテストに出場するフィットネス系youtuberの増加により、ボディメイクに対する精神的ハードルが下がったり、トレーニング方法に対してアクセスしやすくなったり、iherbマイプロテインなど、海外の様々なサプリメントメーカーが日本に進出することで、比較的購入しやすい価格でプロテインを手に入れることができています。
コンテストも、JBBF、マッスルゲート、BBJ、FWJ、NABBAやSSAなど、トレーニーもどの団体、大会に出場するか迷うほどに、数多くのコンテストがでてきております。

ジムの急激な増加と、高いテレワーク実施率、フィットネス系YouTuberの増加、比較的安価でサプリメントを購入できる状況、コンテスト団体の増加を鑑みるに、これは「ボディメイクの民主化」が始まっているといえ、これらの様子を「フィットネス相関サイクル」と呼ぶことにします。

フィットネス相関サイクル1.0

「フィットネス相関サイクル」が広がれば広がるほど、ボディメイクしやすい世の中・環境になります。「フィットネス相関サイクル」を構成する要素が多くなればなるほど、また、その一つ一つの要素が充実すればするほど、そのサイクルは広がります。つまり、ジムは多ければ多いほどいいですし、サプリメントは安価で購入できればできるほどいいです。いま時点で思い浮かぶ要素は5つのみなので、今回の図は「フィットネス相関サイクル1.0」と呼ぶことにします。

少し冗長になりましたが、ここまで、会社員を取り巻くボディメイク環境について記載しました。場所や職種にもよりますが、年々ボディメイクをする環境は良くなっていると言えます。

それでは会社員がボディメイクを行う目的についてはどうでしょう?
僕の個人的な見解になりますが、会社員がボディメイクを行う目的はハッキリしていないことのほうが多いと思います。

ただ、前述したとおり、「仮説検証を繰り返しまくる⇒ボディメイクで結果を出す⇒正しいPDCAサイクルを回すことができる⇒適切な自己肯定感から生まれた自信がつく⇒ビジネスシーンでも活躍する」という流れを作る。つまり、ビジネスシーンで活躍するためにボディメイクに取り組む。この目的があれば、会社員でも、より意欲的にボディメイクに取り組むことができるのではないでしょうか。

フィットネス界の「あたりまえとされてきた風潮」を変える

「会社員は筋トレしても意味がない。」「ボディメイクをする意味がわからない。」「トレーナーじゃないのに、なんで大会出てるの?」私含めた数多くの会社員トレーニーは、多くの方からこのような無機質な問いを投げかけられたことがあるはずです。
彼らには悪気はありません。純粋な疑問なのです。
ただ、その疑問を生んでいるのは、「コンテスト出場はトレーナーのもの」や「会社員はトレーニングする環境・目的が整っていない」など、これまでのフィットネス界における「当たり前とされてきた風潮」です。

フィットネス界の当たり前とされてきた風潮と、理想のあるべき姿はズレています。
私はこのフィットネス界の当たり前とされてきた風潮を変えたいです。一人でも多くの会社員が、意欲的にボディメイクに取り組む世界を作りたいです。そうすることで、多くの会社員が自分の理想の姿に向かい全力疾走できる世界が作られるはずです。

「なんのために筋トレしているの?」と聞かれたら、胸を張って「優秀なビジネスパーソンになりたいから」と言えるのが、理想の世界観です。

最後に。理想とする人のトレーニングデータを知る。

その世界を実現するための、ピーナッツ安井の最初のアクションが、このnote投稿と、自分の減量中(2022/5-12)に取り組んだトレーニングデータの提供です。

自分がボディメイクをする際に一つ明確な障壁がありました。

「理想とする人の日々取り組んでいるトレーニングメニューがわからない」
「どれくらい重量を扱って、何セット組んでいるのかわからない」
「減量中、どれだけトレーニング強度が落ちるのかわからない」

ボディメイクにおける「仮説検証」をするにあたり、理想の体や、その理想の体を持つ人が、どんなトレーニングをするのかがわからないと、仮説すら立てないと思います。
自分の体が理想としてもらえる体かは分かりませんが、自分の2022年減量中に取り組んだトレーニングデータをもとに、どなたかのボディメイクの「仮説検証」が捗れば幸いです!

見どころっ!!
・会社員×トレーニーの減量中のデータが見れる!
・減量中のベンチプレス、どれだけ重量落ちるの!?
・減量中のスクワットどれだけ重量落ちるの!?
・減量中、どれだけ筋トレしてるの?

こちらから友達追加頂き、メッセージで「減量記録」とメッセージいただければ、その返信で以下のようなスプレッドシートをお送りします!!

今後の配信予定は完全未定ですが、「ボディコンテストへ挑戦するビジネスパーソンは、ビジネス世界でも求められる」につながる何かがあれば、メッセージお送りします!!

今後、以下のnoteも投稿予定です。
・Genkifitアプリでトレーニング記録するメリット(仮タイトル)
・オーディブルトレーニングの薦め(仮タイトル)
・コンテスト前日・当日の調整仮説検証(仮タイトル)

最後まで読んでいただきありがとうございました!!


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