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【新型肺炎】2/12国が検査基準の条件緩和 地域に限定されず検査可能

感染者:45,183
死者:1.115

中国の感染者数の増加は減少傾向にあると感染マップから読み取れます。
しかし、亡くなっている数は増加傾向にあります。

現場で対応するため、危機感を持つ医師は増えている印象でしたが、多くの人が疑問を抱いていた日本の国の検査基準の条件が緩和されました。

今までは・・・

「感染が疑われる患者は、37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状があり、
・発症前14日以内に湖北省に渡航または居住していた人、
・発症前14日以内に湖北省に渡航または居住していた人と濃厚接触歴がある人」

という条件だったため、湖北省の人物と接触しない限り、検査が受けられませんでした
日本で2次感染が見つかったバスの運転手や京都の感染者などもすぐに検査はできず、現場の医師が強く要請して例外的に検査されました。バスの運転手の時は、さらに厳しい条件でした。

このような状況だったため、日本では感染しても見過ごされていると指摘する人が多くおり、不安を増大させていました。
そして、新たに条件が緩和されたのが・・・

「実際には、昨今の国内外の発生状況を踏まえ、これらの地域に限定されることなく、医師が新型コロナウイルス感染症を疑う場合に、各自治体と相談の上で検査することになります。その際は、疑似症として保健所に届け出後、地方衛生研究所または国立感染症研究所で検査することになります。」

ということになりました。
参考:厚生労働省ホームページ

現状、日本の検査体制はお世辞にも完璧には程遠い状況です。

感染した検疫官、全身防護服など着用せず…乗客と接するたびに手や指を消毒

このようなずさんな対応は、ちょっと信じられません。
他にも帰国者を民間施設に泊めたり、相部屋にしたり、隔離せずに一部を帰宅させたり(自宅待機にしていたようですが)・・・

ともかく、今回の検査基準を緩和し、検査体制を強化したことは良かったと思います。また、国内で2次感染、3次感染をしている人が見つかる可能性が高いでしょう。

検疫官含む40人新たに感染 クルーズ船、重症者4人

クルーズ船は60代以上が多いと言われています。
また、今回の新型肺炎は高齢者が重症化する傾向が高いことがわかっています。

さらに、厚生労働省は一般病床での入院を可能にするということです。
これは流行拡大に備えた対応であり、日本でも感染者が増える可能性を想定しています。おそらく増えるでしょう。

仮に日本でも流行すれば、最悪、外出禁止や都市封鎖しないと、感染拡大は止まらないでしょう。
危機をあおるわけではありませんが、中国では感染が拡大した他の都市でも、このような対応を取るところが増えています。
中国の場合、浙江省などでは湖北省から数万単位で移動してきた人が流入しているなど、日本より厳しい状況がありますが・・・

状況が違う日本で感染者が大きく増える可能性が高いのか・・・というと、そうではないかもしれません。
しかし、国だけではなく、個人個人も風邪の症状が出た場合、マスクをするなど人にうつさないように努力しましょう。
流行した場合は、極力人が集まる場所は避けなくてはなりません。
ともかく、すべての人が関心を持ち、予防し、協力していかないと、感染阻止ができません。

中国の状況を見ていると、極めて感染拡大の防止は難しい病気であることが、この事態を招いていることは事実です。日本がどうなるのか予断を許しません。


歴史は戦国時代、三国志、太平洋戦争に興味があり、今は現代の政治の在り方に疑問を持ちます。サポートいただいた場合は、本などを購入して、少しでも有用な何かをお伝えできるよう努めたいと思います。ご支援よろしくお願いいたします。