1675人/12653、宣言延長、『政界再編』読了~520日目
※297日連続投稿
都内新規感染1675人/12653、都基準重症者251人(-1)、死亡19人(累計2613人)
19都道府県で9月末まで緊急事態宣言延長
台風14号、猛烈な勢力に発達。週末は沖縄接近のおそれ
東京・葛飾区柴又の上智大生殺人放火事件から25年、未解決。合掌
自民党総裁選、河野太郎行革担当大臣は10日出馬表明へ。下村博文政調会長、茂木敏充外相は不出馬を表明
今日のタイトルは、先日神保町の三省堂でもらったブックカバー。福島の富岡町。いろんな思いを込め
平成の30年間『政界再編』、読了
山本健太郎『政界再編 離合集散の30年から何を学ぶか』(中公新書)をやっと読了。230ページ余りの新書に9月4日から6日間もかかってしまった。30年間の政界の話、完全に忘れていたことを思い出しつつ、の読書会だった。まだじっくり読みたかったが、先ほどネットで頼んだ中村喜四郎本と小沢一郎本が届いたので、あわてて読み終えるww
昭和の「三角大福中」の後、中曽根裁定で竹下内閣が発足し、リクルート事件で政治改革の必要性に迫られて以降、主に平成30年間の離合集散と今後の展望だ。共産党についてはほとんど記述がないが、こちらは池上彰・佐藤優『真説 日本左翼史 戦後左派の源流1945ー1960』(講談社現代新書)を先に読み終わっているので、補完できる。別にどちらも頭から信じるわけではないが。
政策(個別政策と理念・イデオロギー政策に二分)を重視するか、選挙対策をとるか、大同団結のために妥協するか。他党の情勢はどうか。どこと組むか。どこで解散を打てば勝てるか。そんなことをずっとやっている永田町の人たちとは、なんとメンタル、おそらくフィジカルも強いことよ。そういう人でなければ政治家はやれまい。
無党派「中道」有権者の選択肢、という問題
自分はのほほんノンポリで、どこを支持とか押そうとかはない。
この著者、山本氏の指摘する通り、「最も多くの有権者は中道の穏健な政治を好む」(p226)に属する。
そして、無党派の自分はのほほんと、自民党総裁選を野次馬的に楽しんでいるが、党員ではないので行方を左右する選択肢はない。あるとすれば、その後に控える衆院選で、有権者の顔色をうかがわせるかどうかか。
つまり、選択肢は国政選挙となるが、一強体制が長く続くとそこでも有権者に実質的な選択肢はなく、万が一現体制が揺らいだ時の“受け皿”がないのは有権者にとってマイナスである(という論理by本)。なので、大同団結、野党共闘という話になるが……野党は共闘体制を出してきましたね、ふむ。
自民党総裁に誰がなるか、で確かに衆院選に影響するな。当然だが、改めて自分の頭でそう思った。あの人がなれば……おやおや、なんて。
とまあ、あまり政治色を出してもなんなので、このあたりにしておこう。
にしても、なかなか充実した、秋の6日間ひとり読書会であった。
八つぁん、熊さんが自分で勉強できる現代
なんで今更、この先仕事でもないのに、こんな「勉強」をしているか。他人の言うことを頭から信じるのが嫌だからだろう。
イメージとして、落語で、長屋の八つぁん、熊さん、ご隠居さんが出てくる。“物知り”のご隠居さんが、物を知らない八つぁん、熊さんに世の中のことを教えてあげて、「ふんふん、そうなんだ」みたいなストーリーが多いかと思うが(想像ですみません)、ご隠居さんの言うことが正しいかどうかもわからないのに(ほぼ正しそうだが)鵜呑みにしないといけないんか、それは嫌だ、と八つぁん、熊さんが自分で学習するの図、かな。
ただ、落語が背景とする江戸時代と現在とで大きく状況が異なるのが、識字率や文書、教科書の存在。ご隠居さんは知らないが、八つぁん、熊さんはおそらく難しい文章は読めない。その前に、読むべき文章や本がそこにないのでは(絵巻はあろう)。
ちなみに、江戸時代後期の男子の読み書き能力は50%くらいというデータがある(かわら版=新聞は読める)。この50%に八つぁん、熊さんが入っているかどうか、その時代は後期かどうか。
そもそも、文字を読み、読書の習慣がないと、脳みその中で思考を組み立てて深めることは難しい。そして、現代日本には、“教科書”“参考書”はあふれている。
やはり、本を読もう。秋の読書のすすめ、か。
どろどろをサクサク読む秋
ちなみに今更『スマホ脳』を読み、2時間くらいで読めたが、このnoteも含めてネット漬けスマホ漬けの生活に恐ろしさも感じる。
『政界再編』に比べ、他の三冊、サクサク進む。
『無敗の男……』など、ふむふむ面白く読んでいるが、最近の地元県議選では、中村氏の息子が当選し、長年中村氏を支援した当時現職県議が落選したのか。。いやあ、政治の世界は一寸先は闇。「数の論理」「勝ったもん勝ち」なのは、ある意味はっきりしているのか。。
先の『政界再編』は教科書的でどろどろしていなかったと、比較してわかる。
全く別分野だが、数年前、ユニークな試みで名前を売った人が、今テレビのコメンテーターの座をちゃっかり獲得しているのを見ると(もはやその人が何で世の中に出てきたか、多くの人はわかっていないと思う)、そうか、あれは世に出るための売り込みだったのか、と今更気づく、のほほん自分。世の中やったもん勝ち。リスクもあるが、勝負に出るにはそれなりの覚悟なのでしょう。
がんばってください。
ネットの甘い罠
はともかく『スマホ脳』で、デジタルデトックスの大切さを改めて認識。ネットをできるだけ絶ち、本を読む。それを選ぶべき。とはわかっているが、ネットは甘い罠だ。
もし、コロナがネットで伝染するものだったら、今頃世の中は、小さな社会のリアルなやりとりがメーンになっていたのだろうか。
薄い情報の入口だけ、ささささ。ネットサーフィン。今自分がやってること。
予告。ある日突然の中断も。恐らくは元気に生きている。
皆さまのご健康を。
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