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強引に一歩前に出る時に使った言葉「明日から代わりができると思います。」

地域包括支援センター時代の話。
 
入職して半年くらい経った時だと思います。
私が勤務していた市町村では、専門職ごとに部会があり、会議が行われていて、研修やイベントの企画などを行っていました。
 

その中で、社会福祉士以外の部会が成年後見制度をテーマにした研修会を実施するというので、受講者として参加してきました。

私は当時、社会福祉士として業務に貢献できているとは全く言えないレベルだったので、何か社会福祉士っぽくて、専門性を外部にアピールできる知識などを得たいと思っていたので、少しでもヒントになればと思っていました。 
  

講師はある士業。
自己紹介で福祉職から勉強して士業になられたと仰っていました。
 

今はわからないですよ。
ただ、当時のその方の研修は自己紹介(福祉業界出身)がピークで、あとは本当に分かりにくい内容でした。
あと、職能団体の作った後見制度の資料を読んでいるだけのようにも感じました。
 
 
学習塾で社会人キャリアを開始し、もともと教育学を勉強していた私にとっては、
「どう考えても素人の私が喋ったほうが、分かりやすく伝えられそうだ」
と思いました。

研修後、事務所に戻って管理者から感想を尋ねられた際、
正直に言いました。
 

「あれだったら、明日から代わりができると思います。」

めっちゃ偉そうですが(笑)、当時の管理者は何かを感じ取ってくれたのか、圏域の居宅等事業所を対象とした研修会や後見の相談案件の際は私に任せてくれました。
 

受講者からは「今まで聞いた説明の中で、一番分かりやすかった」との声を聞けましたし、同行訪問の際は管理者からも「勉強になったわ」と言ってもらえました。
 


「優れた実践家という話なら私より凄い人はいくらでもいる。でも、
『伝える』という話だったらまぁ…私でしょ。訳の分からない話を聞かされたら参加者たちが可哀想やん」

というスタンスで臨んでいました。
 
もちろん、当時刊行されていた論文とか書籍なども片っ端から読んでみたり、同じテーマの研修会に参加して、「自分ならこうする」みたいに話す内容を考えたりしていました。
 

こういう自分なりの専門性っぽさを身に付けることで、居場所を見つけていったように思います。

これっていうものを見つけることができたら、強引にでもチャンスを掴みにいくのはありかなと思っています。
 
 
本日は以上です。


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福祉教育者 テリー
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