プロマネで大切なのは「人」だけといっても過言ではない
しゅんしゅしゅんです。
山口周さんの「外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント」を読みました。昨日の記事でも書きましたが、プロマネならこれだけ読めばいいってくらい良書でした。
超要約すると、重要なのはこの3つです。
①プロジェクトの目的を明確化して全メンバーに腹落ちさせよ
→手段に囚われない柔軟性とメンバーの主体性が生まれる
②人的リソース(質と量)で成否が決まる
→人選にはとことんこだわり、わがままになれ
③期待値調整がすべて
→プロジェクトの成否はオーナーの期待値を超えるか否か
①②③ともにプロジェクトの立ち上がりの段階が肝。
プロジェクトの成否は始まる前にほぼ決まっているといっても過言でないくらい前半が大切ってことですね。
さらに大きくまとめると、プロジェクトの成否は「人」でしかないなと感じております。①②③はすべて「人との関係性」のことを言っている。
①は仮説が崩れた時にいかに主体性をもって柔軟にピボットできるチームを作るかというチームビルディングの話。②は完全に人そのもの。③は上とのコミュニケーションをどのように行うかという話。
つまり、プロジェクトの成否は「人」でしかない。
現にこの本も後半部分はチームビルディングやリーダーシップの話ばかり。
プロジェクトマネジメントが必須汎用最強スキルと昨日言いましたが。
中間管理職として上手に立ち回るスキルと言い換えてもいいくらいですね。
綺麗ごとも根性論も理想論も書いていません。夢見がちなメンバーとわがままな上司に挟まれた酸いも甘いも知り尽くした中間管理職だからこそ(言い過ぎ?)四方八方から飛んでくるトラブルに負けずに実行しきることを念頭においた、現実的でしたたかなスキルを描いた本書に好感がもてるだろう。
すごいぞ!中間管理職。がんばれ!中間管理職。
では。