最後の取引

「欲」が良いとか悪いとか言いたいんじゃない
ある意味ファンタジックに捉えて欲しい

人間の3大欲求なんていうけれど
実は全部が代替行為だ

性欲なんて「3大欲求のひとつ！」なんて
大袈裟に言えるほどのものでもない
そもそもなかったし
ない人もいるし
なくせる
安易なというか
わかりやすい、イージーな欲だ

次に食欲
これもまた、実は絶対のものじゃない
非物質を取り込んでいる人…
取り込んでいるという表現がもう当てはまらないけどw
非物質に馴染むことで食べることをしない人たちも
いるくらいだし
そうなっていく流れにある

これまた、なくせる

最後に睡眠欲だけれど
残念ながら、これも食欲の克服？
克服っていうと我慢に聞こえるけれどw
食が非物質化するとともに薄れる

睡眠欲は少なくなるのに段階があるものではある

前もって言えば
全部の欲がゼロになるのが良いとか悪いではない

で、「人間の3大欲求」なんてものは
実はどうってことなくて
最大にして隠された欲は
呼吸だ

意識しないと意識できないほどにw
影を潜めて、それでも取引させている
呼吸だ

だから、呼吸がいつでも最後だ
その取引が終わるときに
「終わる」となる

面白い（というと不謹慎に聞こえる人もいるかもしれないが、あえて）仕組みだ

世の中の見せかけの裏で
遂行されているのは呼吸だ
忘れるほどに
意識しない程に
なんて事のないように
取引させられている

逆もまた然り
呼吸は大事だ
呼吸で整える
深呼吸しろ
呼吸に注目して

意識してない時は
していうことすら「ない」のに
必要以上に「重要化」することも忘れない

最初にして最後の
そして終始ある取引
呼吸

あぁ、呼吸の「欲」から離れられたら
宇宙にいられるのかw
何もない世界だねw

皆が何かに目を奪われている時
別の何かが遂行されている

ブッダの時代
食べ物がそれほど重要ではなく
案外粗末に扱われていたのはそういうことだ

そもそも食欲が取引であることから
そんなに食が重要視されていなくて
というか、ここまで食べてなかったと思うので
できたことだと思う

今とは全然違う
過食だからこど
粗末に扱われることに敏感なわけだ
ま、これはどうでもいっか

で、ブッダは食あたりで入滅したらしいけど
そこも笑える
え？食べ物を粗末にしていたから罰を受けたって？
安直すぎる考えだね
むしろ、自殺行為じゃない？
ま、そんなこと口が避けても言えないけど（言ってるけどw）

ただ、ブッダが3食食べてたとは到底思えないし
（当たり前かw）
そんな人が食あたりって
あ、脱線しそうだから、この辺にしよう

呼吸しなきゃ生きてられない
それは本当だろうか

性欲
食欲
睡眠欲
他にも、いろいろあるけれど

最後に
名付けて
呼吸欲

超えることで
入滅
涅槃の境地に至る