着物でつくる「南木曽ねこ」
長野県南木曽で
「南木曽ねこ」と呼ばれる
防寒着に出会いました
ちゃんちゃんこの
前がないタイプ
袖がないので
動きやすい
猫が背中に覆いかぶさる形から
「ねこ」と呼ばれるのだとか
ばあちゃんに見せると
「ねんねこ」と言っていた
赤ちゃんを背中でおぶって
寒くないように
上から被せていたようで
懐かしく話してくれた
よし、着物でつくってみよう!!
そう決めると
面白いように話が進む
着物の反物の幅は36cm前後
それがぴったりと合う
中に綿を入れるのだけど
何かに使いたいと思っていた
ウール生地の着物と綿が噛み合い
ちょうど良い◎
袖と前がない分
動きやすいだけでなく
インナーとして着ても
外の服に響かない
これは、これは
これからの季節に
ぴったりではないか!!
作り進めていくと
これまた驚きの発見
着物の袖と衿の部分で
「ねこ」が一着つくれる
着物に合わせてできた「ねこ」
そう考えるしかないような
日本人の知恵でしょうか
釜戸での調理
囲炉裏での生活
前はポカポカ暖かいけれど
背中がどうしても冷える
そんな昔の生活に
「南木曽ねこ」は合っていたのだろう
つくりはじめて
2週間ほど経ったあたりで
「ねこ」づくりワークショップ
12月に開催予定◎
着物たちの有効活用と
現代の生活スタイルとが融合した
サステナブルファッション✴︎✴︎✴︎
服の価値とは
素材、用途、デザイン、心地良さ
それだけでなく
文化、歴史、モノづくりへの想い
アップサイクル、修復ができる
それらすべてを含めた
新しい価値への見直し
早急にシフトチェンジしよう◎