世界の朝ごはん〜米派?パン派?
所変われば、食文化も違います。
朝一にお腹が減ることを、
「今日も健康だ!」と喜んでいます。
今回は「世界の朝ごはん」の紹介。
イギリス「イングリッシュブレックファースト」
見た目★★★
楽しさ★★★
迷い箸★★★★★
ボリューム★★★★★★
このボリューム満点の朝食プレート。
「Full breakfast」や「Fry Up」とも呼ばれているこの朝食は、ご覧の通りたくさんの種類の料理がワンプレートに乗っていて、正しく「Full」満タン。
また、それら全てが調理されたものであるから「Fry Up」とも呼ばれています。
ソーセージ、ブラッドプディング、ベーコン、ベイクドビーンズ、目玉焼き、トマト、マッシュルーム、トーストで構成されています。
このイングリッシュブレックファーストは、イギリスだけでなく、アイルランドやスコットランドでも食べられていて、トーストの代わりにスコーンなど、それぞれの国によってオリジナリティがあるみたいです。
トーストを手に取り、色んな具材を乗せたり、組み合わせたり。食べるのがとても楽しい朝食。
イギリスの人たちは、楽しい会話をしながら、ゆったりと朝食を楽しむんだろうなと、ふわっと目の前に広がる朝食の風景。
台湾「鹹豆漿(シェンドウジャン)」
ヘルシー★★★
うま味★★★
朝食度★★★
日本人好み★★★★★
日本のご近所さん、台湾。
この鹹豆漿は日本でも人氣ですね。
食べられるレストランも存在しますし、レシピもあるので、お家でも食べられます。
というのも、豆乳や豆腐を食べることや、醤油ベースの味付けという食文化が似ているので、日本人好みの味だということもあるでしょう。
温かい豆乳スープに、小エビの出汁が効いた醤油ベースの味わい。ほろほろとおぼろ豆腐のような食感が混じり合う。
ふわっと広がるごま油の香りに、ラー油のアクセント。
揚げパンをサクサク食べるも良し。
スープに浸して柔らかくして食べるも良し。
氣づけば、あっという間に完食。
スープは一滴も残しませんね、絶対。
何とも落ち着く味わいです。
エストニア「KAMA(カマ)」
ヘルシー★★★★★
栄養★★★★★
満足度★★☆
レア度★★★★
「エストニアの有名な料理は何?」
これをエストニア人に聞くと、
みんな困った表情を見せる。
ライ麦パンも、ロシアやフィンランドで食べられるし、ブラッドソーセージもヨーロッパの各国で食べられています。
「うーん、難しい質問だなぁ。」
「あっ!ひとつあったよ!!
これはエストニアのオリジナルさ。」
それが「KAMA(カマ)」というもの。
KAMAとは、ローストした大麦、ライ麦、オート麦、エンドウ豆の粉を混ぜ合わせたものです。
ヨーグルトにKAMAをかけて、ベリーやイチゴなどの季節のフルーツや、ヨーグルトをかけて食べます。
おやつやデザートとしても食べられています。
味は、、、
「はったい粉。」
昔ばあちゃんに、「いらん。」という私を押し切り、はったい粉をお粥にかけられるという悲しい思い出があった私は、そのはったい粉のような味に戸惑う、少し。
混ぜていない粉のところを口に入れると、皆さんの想像通り、むせて吹き出してしまう感じ。
香ばしさがフレーバーとして加えら、ちょこっと氣持ち食感が生まれる。
何とも不思議な味わい。
簡単に、普段の朝食の栄養をグッと上げてくれるKAMAが愛されているエストニアは、健康意識が高い国と言えるでしょうね。
日本「納豆ご飯と豆腐のお味噌汁」
ヘルシー★★☆
栄養★★★★★★
満足度★★★
微生物★★★★★★
嗚呼、この安定感。
見ているだけで、ほっとするこの感じ。
この何の変哲もない、納豆ご飯と豆腐のお味噌汁ですが、ここには驚くべき事実があるんですよ。
よく見て、考えて。
これは、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんがお話されていて、私もハッとしてしまいました。
納豆→大豆
豆腐→大豆
味噌→大豆と米糀
ご飯→米
え?
米と大豆だけやん!!
それらに、
納豆菌や糀菌が働いて発酵された食材と米。
米と大豆だけで、こんなにも美味しくて栄養満点の朝食を築いた日本人の知恵と、微生物たちの働きに感謝しかないですね。
私の朝食 「エストニア×日本」
ボリューム★★☆
栄養★★★
うま味★★★
手軽度★★★★★
食文化の融合★★★★★★
エストニアの主食であるライ麦パン。
ライ麦パンには、ビタミンB類やミネラル、食物繊維などの栄養が豊富に含まれています。
噛みごたえもあるので、薄くスライスしたものでも食べ応えがあります。
そこへ、エストニア仕込みの塩糀と甘酒のみで味付けをしたオムレツをのせました。
最後に少しブラックペッパーを。
ライ麦と酸味と、うま味と甘味が醸し出すエストニアと日本のハーモニー。
世界それぞれの国の食文化を味わうことは、その国のことを知るのに大切なアプローチです。
そして次のステップは、食文化の融合。
美味しいと感じたもの、身体に良いもの。
それを毎日の生活に取り入れていくこと。
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