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わざわざのパンを食べる会で、発信とマーケティングについて考えた
わざわざのパンを食べる会が2018年9月26日、東京都港区のRetty イベントホールで開かれました。noteクリエイターによる非公式のオフ会イベントで、当日はnoteでさまざまな表現を発信する方々が集まりました。
イベントでは、薪窯で焼く自家製酵母のパンと暮らしの道具を扱うお店「わざわざ」(長野県東御市)の代表を務める平田はる香さんが登壇。「わざわざが考える『発信』について」テーマにトークを繰り広げました。
参加者はビールやハイボールを片手にわざわざのカンパーニュや食パンを食べながら、平田さんの話に耳を傾けました。
トークやセッションの様子は、主催した坂口淳一@コミュニティ野郎さんがまとめた下記のツイッターのモーメントに詳しくまとめられています。参加した皆さんの熱量、すごく高い…!
会場となったRettyのオフィスはめちゃめちゃおしゃれでした!コワーキングスペースのようなゆったりとした雰囲気のミーティングスペースに、たくさんの椅子とソケットがあって、いくらでも仕事がはかどりそうな雰囲気でした。こんな環境で働きたい…!
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私は初めてわざわざのパンを食べた消費者として、また、noteの平田さんに初めてお会いして感じたことを書きたいと思います。
冷凍パンなのに味が抜群、ということは…
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イベント会場に入ると、すでにわざわざのパンを使って作ったサンドイッチやジャムを塗ったパン、そして山盛りの素のままのパンが並べられていました。
開会と同時に「みなさんお手にとって食べながらお話を聞きましょう」と坂口さんがアナウンス。早速カンパーニュのハムサンドと食パンを手に取りました。
カンパーニュはお店によって本当に特徴が出る気がします。わざわざのカンパーニュは強めの香ばしい焦がし具合が私好みでした。酸味もおさえめで食べやすく、食事のパンとしての食べ応えもしっかりあります。
食パンは本当にパンの耳が気持ち良いくらいに直角で、その硬さは、歯に確かな存在を感じさせるほど弾力があるのに、噛み切るときには全然ストレスがない。口の中で噛めば噛むほど美味しさがにじみ出ます。いずれのパンも麦の濃い味を堪能できます。
もっとも驚いたのは、ツイッターの#わざわざのパンを食べる会のハッシュタグで、平田さんの以下のツイートを目にした時でした。
そうなんです、冷凍パンなんです!
冷凍パンは通常、解凍する過程で風味が数段落ちてしまいます。しかし、わざわざのパンは冷凍パンでありながら非常に高いクオリテイを維持しているのです。
オンライン通販でも人気の理由が、そしてパンを買いに当地まで足を運ぶお客さんの気持ちがわかりました。パンを買うために足を運ぶ価値が、わざわざのパンにはあるのです。
カンパーニュの焼きたてを食べてみたいと強く思いました。
平田さんは熱くてクールな思考の持ち主だった
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SNSの発言や文章を拝見していると、ちょっと毒があってもしかしてとっつきにくい人なのかなあなどと、なんとなくいろいろな想像をして当日に臨みましたが、全くもっていい意味で予想を裏切りました。めちゃ素敵な人でした!
わざわざのことについて熱く語りながらも、平田さんはデータを使った分析で事象を多面的にとらえます。
実際、平田さんは、自身が下してきた判断や考えてきたことを数字を交えて解説。その数字の使い方が非常にわかりやすく、伝わる内容でした。
その姿勢の一つ一つが「マーケティングのお手本になる」と感じました。
デジタルマーケティングの世界で働いていると、自分の知識や経験不足から何をやったらいいのかわからなくなる時がたくさんあり、結構凹みます。
でも。平田さんがさまざまな角度からわざわざについて紹介する中で、とても心に残った以下の2つの言葉が、もしかしたら自分のあり方のヒントになるかもと思いました。
このほかにもたくさんの言葉が刺さりましたが、今の自分の仕事や現状の課題に対する一つの突破口のヒントをいただいたような気持ちになりました。
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お話をいただいた平田さん、素晴らしいオフ会を開催してくださった坂口さんを始め、運営に関わられた皆様に心より感謝申し上げます。
平田さんがわざわざの働き方についてまとめた「わざわざの働きかた」を購入して帰りました。平田さんは著書について以下のように表現しています。
これから読むのが楽しみです。
平田さんの著書「わざわざの働きかた」は以下のサイトで購入できます。
熱量が高いうちに書くのは大切
熱量が高いうちにちょっと無理をしても書く時があります。
なぜ書くのか。伝えたいことがあるからです。
書く原動力は、やっぱり伝えたいことがあるから。伝えることによってじぶんのなにかが昇華されるからだと、この記事を書いていて思いました。
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