リーダーシップとマネジメントの違いとそれぞれに必要なものを解説😃
おはようございます。
リーダーシップとマネジメントの違いご存知ですか?
結構知ってるようで知らないことの一つな気がしていて、書くことにしましたが、私も学ぶまではよくわかっていませんでした。
ちなみにどちらも兼ね備えている方が良いと個人的には思っていますが、役割が違うので、どちらもできるという意味で持ち合わせていると良いと思いますし、、マネジメントだけどリーダー的な振る舞いが必要な時や使った方が良い時もあります。
ではそれぞれどんな役割であるのか簡単に解説していきたいと思います。
ハーバードビジネススクールの名誉教授ジョン・コッター氏はリーダーシップ論について著書もあり、有名な方なのですが氏によると「正しいことをやるか」か「正しくやるか」という違いがリーダーシップとマネジメントの違いであると言っています。
前者は「Whatの能力」で、後者は「Howの能力」になります。
リーダーシップとは、行動特性であり影響力で、マネジメントとはスキル系であり後発開発可能です。
なので、リーダーシップを身に付けさせるのは結構難しいのですが、マネジメントを身につけるのは教育や学習やその実践で開発できます。
なので巷には、マネジメント研修というプログラムはたくさんありますが、リーダーシップ研修というのは比較すると少ないのではないでしょうか?
もちろん、どんなことでも大抵のことは学んでできるようになれますが、行動特性ですから、それを変容させる獲得しようとすると相当の覚悟と意識的な努力が必要です。
▼How(マネジメント)とWhat(リーダーシップ)の違い
・Whatには正解がありません。
・Howは経験や知識でいけるが、whatを思いつくのはいつも考えている思考
行動特性です。
・Howとは論理的思考能力で中間管理職に必要なスキルの一つです。
・Whatは例えば、顧客ニーズにあった営業をするためにどのようにするのか
を考えるためには必要になります。
・正解がないから上司や先輩が教えてやることが難しいです。
・思考行動の癖なので、インプットでなくアウトプットで鍛えないと難し
いです。
・ちなみに学習能力も思考行動特性です。
▼リーダーシップとは
【リーダーの仕事】
①持続的な成長を実現するためには、環境変化に対応しなければならない時代です。
リーダーシップとは「変化に対応すること」(coping with change)で、自分だけではなく率いるチームメンバーを鼓舞し、変化という荒波を渡る行動に駆り立て、克服していく力です。
激しい環境変化は、組織の変革を不可避としています。
現代は変化のスピードが早く激しいので、一層リーダーシップが必要とされている時代ともいえます
変化が大きければ大きいほど、強いリーダーシップが求められています。
②「方向の設定」つまりビジョンの設定と発信です。
リーダーはビジョンを示し、そのベクトルへ参加するメンバーを率先して
導いていくことです。
リーダーシップがある人は内発的動機づけができる人で、答えのない旅
に目的や目標を見つけ出し、人々を鼓舞することができる才能を持ち合わ
せているということです。
③「人々の隊列を整えること」リーダーは「ビジョンと人と人の間の整合性を考え、参画する人々の力を意識を一つのベクトルへと束ねていくことです。
なので、コミュニケーションが仕事になってきます。
参画する人々を巻き込み、人々に行動の先に明るい未来や意味のある未来があることを信じさせ、共有されたビジョンを実行するためのイニシアチブを発揮することです。
④リーダーの仕事は「モチベーションと啓発」です。
変革や挑戦につきものの「抵抗」「臆すること」を克服するためには、大きなエネルギーが必要です。
なので私はよくエナジードリンクを飲んでいますw
それは半分冗談ですが、自発的な使命感や目的意識がリーダーには必要になります。
熱く燃えるものが芯に灯っていないとエネルギー不足になります。
リーダーはそのたぎるエネルギーを元に、人々の琴線に触れ、一人一人の心の中に「仲間意識、理想、そして自尊心」を芽生えさせる役割です。
▼マネジメントとは
マネジメントは技術なので学ぶことができますし、そのための教材も豊富です。
なので向き不向きというより志向するかどうか次第だと私は思っています。
ちなみに、過去はゼネラリストとスペシャリストは対立軸に置かれ、考えられていましたが、現代ではよほど特殊な環境でない限りは一人きりで仕事をすることは稀ですから、一定程度のマネジメントスキルも兼ね備えている必要がありますし、管理しかできないゼネラリストもまた不要な時代になっています。
現場を知り、製品を知り、技術を同じく一定程度、知っていたり経験していないとマネジメントも務まらないと私は考えています。
【マネジメントの仕事】
①マネジメントとは「複雑さに対処すること」(coping with complexity)です。
実業は複数の人や企業が関わり、工程も複雑です。
そういった実業を円滑に回していく仕組みを作り、運用していくことがマネジメントの仕事です。
マネジメントがしっかりとその役割を果たしていないと、事業はたちまち混乱状態に陥り、存亡の危機を迎えることになります。
②プラニングと予算立案がマネジメントの仕事です。
与えられた事業目標の達成計画の立案が仕事です。
誰にどのように、どんな段取りでどのように、どこに予算をかけてどこにかけないのか、人、物、お金(時間)の配分計画を組み立てるということです。
③「組織作り」と「人材集め」が仕事です。
マネージャーは「職務間と人間との間の整合性」を考えてデザインする仕事です。
事業目標達成のために、どんな職務がありそれを達成するためにはどんな人材が必要なのか、それは社内にいるのか、いないのであればどこからどのように調達するのか、チームアップした後にどのように組織的に機能するように整えていくのかといったことが仕事です。
事業遂行のための事業遂行デザインをし、計画が確実に、効率的に実施されるように配慮し、運営することです。
④マネージャーの仕事は「コントロールと問題解決」です。
日々、様々な課題が発生したり問題の兆候が現れます。
それらの問題を未然に防いだり、傷口が浅いうちに解決したり、そもそも問題が発生しづらい状態作りと維持ができるように務めることが仕事です。
つまりは、人々が仕事をできるだけ容易にできるように配慮することです。
そして、もう一つは計画しデザインしチームアップした集団の仕事が円滑に進むように人、物、お金の予実と進捗を把握し逸脱しないように常に手を打っていくことが仕事です。
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