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海外進学のススメ-大まかなスケジュール

海外大学への進学を目指すにあたり、恐らく最も難しいのがスケジュール管理です。このページでは、僕がKULに合格するまでにたどってきた大まかなスケジュールを公開しています。細かい日程を加えるなど、これを改造する形で自分専用のスケジュールを作ってもらえたらと思います。特にヨーロッパの大学志望の人は。


高校一年、二年

学校の勉強

 いきなり現実的な話になりますが、高校三年間の成績は、大学への出願時の評価対象です。どの大学に出願するにも、基本は提出を求められます。成績は基本的には尻上がりのほうが良いですが、一二年の成績が良いに越したことはありません。飛び抜けて良い必要はないので、授業にはちゃんと出席し、提出物はしっかり出しておきましょう。テストでも平均点+10点くらい取っておきたいです。周りに「普通に成績いいよなあいつ」と言われる程度を目指しましょう。特に、日本の大学を滑り止めにする場合は頑張って勉強しておくべきです。
 また、今後語学試験で必要になるので、英語の勉強は別でしておいたうがいいです。三年時に英語力を必要なレベルに持っていくためにも、早めに頑張ることを勧めます。

いろんなところに潜り込む

 大学や奨学金に送るエッセイを書くにあたり、あると良いのが「書く内容」です。高校3年間で、ひとつくらいは「これをやった」というオリジナリティのある(?)ものがあるとないとでは大きく違います。私は、様々な国出身の地元の在留外国人が、地域住民に故郷の料理を作って提供する、という地域交流イベントを主催しました。実績となるようなことの実現自体はそれほど難しいものではありません。意外に困難なのは、何をするかを決める、という部分です。早いうちから、ボランティアに登録したり、何かしらの交流会に顔を出したり、学校で紹介されている大会やイベントに参加したりしていれば、「これをやろう」という決断がしやすいように思います。いろんなことを齧って、自分の興味を把握しましょう。

進路を考える

 自分がどのようなことに興味があるのか、将来どんな風になりたいか、と言ったことから、今後学びたいと思える分野をぼんやりとで良いので考えておきましょう。自分の興味がある分野について、詳しく調べたりするとなお良いです。私は、農業に関心があったので、農業での稼ぎ方を調べたりするうちに、経営学を学びたいと思うようになりました。海外進学勢は大学選びに時間がかかるので、選考分野は早めに決めておきたいです。

IELTSを受ける

 時間があるなら、二年の3月ごろに、IELTSを受けることを進めます。早いのには理由があります。絶対にもう一回受けたくなるからです笑 一発でOverall6.5〜7.0を出すことはできても、全分野6.0以上という縛りに意外とみんなやられます。三年の夏終わりに始めて受けて躓いて、二回目受けようにも色々忙しくて結局受けれない、スコアが上がらない、ということを避けるために早めに受けておきましょう。一発でいけたらそれで良いじゃない。三年の夏前には良いスコアを持っておきたいのです。

三年

 下にある行程は、どれも丸一日それしかしないといけないようなものではないと思っています。なので、時と場合に合わせて同時進行にしたり、一旦やめて別のことを進めたりといったことも必要です。ですが、それぞれの期限などを考えると、まあ下の順に進めていくのがセオリーなのではないかと思いますね。また、下のスケジュールはあくまでヨーロッパの大学を目指した私の作ったスケジュールです。アメリカは大学出願期限がもっと早かったりするので、ここから先は別の人のページを参考にしてください。大変ですが頑張って

学校の勉強

 実は、勉強を一番しないといけないのは三年になってからなんですね。成績は尻上がりの方が良いから。ですが、周りは受験勉強を始めていくので、定期テストや提出物に勉強を全振りすれば、意外に成績は高くなるものです。僕のように日本の大学を滑り止めにする人は、時折本当にやばい時が来ますが、気合い入れて頑張るしか方法はないです笑 そういう時は脳みそ焼くくらいの勢いで頑張ってください。模試と定期テストが被った時には、定期テストの方を頑張るべきです。模試の点数なんかなんの影響力もないですから。

志望大学を決める(春)

 第一志望の大学を決めてしまいましょう。この学校に行っても良いなーという大学も、いくつか決めておいてください。数は問いません。海外の大学はやろうと思えばいくらでも併願ができます。大切なのは、日本の高校を卒業後、直接入れる大学なのかどうか。Foundation Course がいるところなど、様々あるので、Entry Requirementsをしっかりとみましょう。具体的な志望校の選び方は、私の前の記事から。

IELTSを受ける(春)

 5月、6月ごろにはIELTSを申し込みましょう。この時期にとっておかないと、一部の奨学金に間に合いません。奨学金を取らないなら別ですが、ここで2度目で最後のIELTSというのが理想かも。

奨学金に目星をつける(春)→最初の奨学金に応募(夏)

 2度目のIELTSを受けるタイミング(5〜6月)で、応募する奨学金に目星をつけておきましょう。公立高校の初めの中間テストが終わったくらいに、夏(7〜8月)に応募締め切りの奨学金の応募書類の準備にかかりたいです。早いと思うかも知れませんが、初めて書く自己PRのエッセイには膨大な時間がかかります。時間は多めにとりましょう。特に奨学金がいらないという人も、このタイミングで何かしらの奨学金に応募しましょう。このステップを踏んでおくことで、大学出願に使用するMotivation Letter、CVの完成度は爆上がりします。私も志望大学はヨーロッパでしたが、練習も兼ねて柳生財団の奨学金に応募しました。(もちろん本気で狙いに行っていましたが、落ちました、、)このおかげで秋、冬にはいいエッセイが書けたと思っています。奨学金の応募締め切りはバラバラなので、自分の応募するものに合わせて日程はずらしますが、基本は夏締切が一番早いと思います。自己PRの書き方はまた今度書きますね。期待しててちょ

SATを受ける(夏)

 ヨーロッパの大学を目指す場合、必要であれば夏休みごろ(8月)にSATを受けておきたいです。遅くとも10月には受けたいかな。ほとんどの場合、数学能力を見るために使われるので、英語がクッソ難しくて萎えることがありますが、気にせず行きましょう。対策勉強は、IELTSを5、6月に受けてからで良いのではないでしょうか。SATがいるかどうかは大学によるので、しっかりと調べること。KULは要りました。

JASSO学士取得型給付型奨学金に応募(秋)

 ヨーロッパ進学を目指す人は必ずといって良いほど獲得を目指すこの奨学金への応募は大変です。応募するなら、夏休み前から準備しましょう。

大学への出願準備(秋)→大学に出願(冬)

 奨学金への書類の提出が一区切りついたら、すぐに大学への出願準備をします。大抵の場合10月くらいですね。ヨーロッパの大学は、大抵締切が1月なので、3つ4つ出願するとなると、この時期には準備を始めるべきです。私の出願したKULは、早く出願すれば早く結果がわかるという神システムだったので、12月半ばには出願が終わっていました。その結果、これを書いています(2月)

終わりに

 上のようなスケジュールをこなしていけば、ヨーロッパの大学への進学は十分に目指せると思います。締切日などを詳しく、正確に調べて、カレンダーに入れておくことが重要です。それぞれの奨学金や大学についての記事も書こうと思うので、楽しみにしておいてください。質問いつでも待ってます。



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