多数決で決まるなら、話し合いはいらない?
1月8日の授業に
法律を決める議会の
審議が不必要という
内容の授業があった。
とてもおもしろい授業だったので
紹介する。
内容は以下のとおりである。
テーマは
「議会で行われる、審議は必要なのか?」である。
法律を決める議会の流れとして、
原案の提出
↓
審議
↓
多数決
↓
可決or否決
という流れである。
さてそこで
その原案提出と
多数決の間に審議はいるのか?
必要ないのじゃないのか?
なぜなら、審議の正解は
誰にもわからず、
そもそも正解がない。
その中で話し合い、
各議員が正解と予想する方に
投票する。
つまり、話し合っても
答えがわからないのに、
話し合ってひとまずの答えを
決める。
しかも審議では
原案を修正することができず、
可決or否決の二択しかとれない。
極めつけに、時間がない。
実は議会は
年間約200件の原案が提出され、
それを議会でさばいている。
このような理由から
審議は不要だ。
そこで
この審議の理由を
自分なりに考えて、
ミニレポートで提出しろ。
これが授業の内容であった。
みなさんのどんな考えを
もちますか?
僕の考えは、
審議を行うことで
議員の投票に対する
責任感を促進する
効果と
それに伴う
業務の怠慢を防ぐ
効果が
あるという
考えである。
私の意見は置いておいて、
先生の正解を聞きたいと思い、
授業後に
先生に聞きに行った。
すると、
「私の見解としては意味のないことだけど、
民主主義だから
形だけでもやらないといけない。」
つまり意味のないことを
形だけ必要だからという
理由で行っている。
そんなことは日本のトップでさえ
あるのなら
そこら中にあるだろう。
どうすればロスをなくし、
効率性だけを追求できるの
だろうか?
深く考えさせられる
授業であった。
たまに面白い授業が
あるから、
大学の授業も
捨てたものじゃないなと
そう感じた一日であった。