自分の中の変化
戯曲(シェイクスピア以外)でも小説でも3行で眠くなる私。本を読むのも勉強するのも向いていないかと思ってたけど、ビジネス書が眠くならない不思議。
GMBH(ゲーエムベーハー) 鷹野梨恵子です。
役者であると同時にシェイクスピア作品を上演する《イエローヘルメッツ》と私の家族と創るライブ《るいあばにひと》をプロデュースしています。
“やりたいことをかたちにする”が不可能でないと実感したのは、2019年。
当時在籍していた無名塾(仲代達矢さん主宰の役者集団)で、『シェイクスピアの言葉を泳ぐ』という公演を成功させた時。
(その時の公演チラシ)
様々な逆風の中、出演だけでなく、芝居以外でも積極的に支えてくださった先輩方、当日制作で力を貸してくださった塾員・塾生の皆さん、そして外部から120%尽力してくださった山崎清介さん、稽古場公演の上演にGOを出してくださった仲代さん、いらしてくださったお客様方、、、たくさんの方のお陰で、公演は大成功を収めました。
もちろん、チラシ写真や音楽で貢献してくれた弟たち、晶敏と喜充、応援してくれた父と景輔にも感謝しています。
そして2020年も先輩と共に『サロメ』を上演するつもりでしたが、コロナの影響で稽古開始前に延期。
『サロメ』を卒業公演にしようと思っていた私も、2019年度いっぱいで退塾ということになりました。
ここで外部にも仕事がたくさんあるくらい良い役者ならずっと芝居ができていたのですが、私はそうではないので、スケジュールは白紙です。
そこで思い付いたのが“鷹野家で公演を創る”こと。
そうして2020年12月に『るいあばにひと』の実現に繋がったのです。
その公演も、家族や身内の皆さん、いらしてくださった方、配信をご覧になった方が喜んでくださり、ますます“やりたいことをかたちにする”が不可能ではないと実感しました。
そして、次のフェーズ。
“やりたいことをお金にする”
ここに差し掛かると、今まで“上演できて喜んでもらえたら大成功”だったものから、また少し違う形になります。
「こんなことやりたいんだよね」と話した時に
「それなら、経済・経営・マーケティングを学ぶべき」
という言葉をかけてもらったその日から、勉強をスタートしました。
なにしろ知らないことだらけ。
普通のビジネスマンが知っていることを、本の力を借りて1から学んでいます。
今まで『教養として知っておかなきゃいけないから』『母に本を読めと散々言われてたから』という理由でしか読書に気持ちが向かず、妙にやる気が出た時以外は、基本的に本を開けば3秒で眠くなっていました。
ところが今は、『知っているつもりだったことをきちんと知りたい』『知らないことすら知らなかったことを知りたい』という欲求から、毎日本を読んで、勉強をしています。
紀伊国屋書店はマイナーな演劇の本を買いに行くだけだった場所から、次に読む本を探しに行く場所になりました。
最近は立ち寄る度3冊買ってしまいます。
…まぁ、母が読めと言っていた“本”は、要するに“文学作品”だったと思うので、私が経済やマーケティングの本を読んでも喜びはしないのでしょうが……。
ただ、自分の中で『本を読む気が起こらない』というのが、かなりの欠点に感じていたので、ここが克服できている今の状態に、自分の本気度を実感しています。
そして、こうやってGMBHを立ち上げたことを公言しているので、本から得る知識は“いつか使える知識”ではなく“今すぐ実践するのに必要な知識”となります。
経済や経営は全く知らない世界なので、本当に、貪るように読んで、読みながら思い付いたアイディアをメモ…といった感じで。
『知っておかなきゃ』と思っても本を読まない、読んでも眠くなる私が、『知りたい』からと自ら本を探して、手に入れた本を懸命に読み込む。
動機が違うだけで、こんなに変わるんだなと改めて驚きます。
そういえば、同じシェイクスピアの作品でも『これ知らないから読まなきゃ』だと眠くなり『これどんな作品なんだろう』だとめっちゃ楽しめる、という経験もあったのを思い出しました。
急ピッチで勉強を進めて、まずは身内を味方にすべくプレゼンをします。
決戦は2月15日。
その日までに、このツイートのRT数及びアカウントのフォロワー数も武器にしたいので、引き続き拡散を頑張ります。
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イエローヘルメッツとるいあばにひと。
早く世の中に見つかってほしいな。
(GMBH Twitterの先代アイコン。沖縄で撮った、私。)
GMBH 鷹野梨恵子
→HPも見てください!!
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