くりかえされる諸行無常
ここ数カ月noteで週報を投稿して、フィジカルで日記帳を書いて、その先はなにがあるのだろうか、とふと思った。
3番目に書きたいことを書くくらいがちょうどいいとどこかで見たので、実験的に3度目の日記に手を出す。2度あることは3度あったけど、それは3度目の正直かはたまたなんになるのか。
10/30
『当事者は嘘をつく/小松原織香』を読む。
自身の被害の経験を、「赦す」というキーワードを使って、当事者であり研究者の目線から探究している本。
被害者をサポートする支援者(担当医も含む)が、時に加害者になりうるという考えが興味深かった。セカンドハラスメントや無意識の加害といったことにどう向き合えるかというのを、心の奥で少しもやもやさせていた部分があったので、少しヒントになった気がする。
10/31
ハロウィンということで夕飯にかぼちゃのスープを作る。
この手のスープは、市販品がめちゃ安で手に入るので、ずっと料理するのをはばかっていたが、ついに手を出した。
ネットで調べたレシピをベースに、冷蔵庫にあったサツマイモやほうれん草を加えて作った。かぼちゃもいもも固いので、レンジで3分ぐらい加熱しておけば、けっこうやわらかくなって作りやすかった。
煮物はなんとなく見ておかないといけないので、絶妙なぼーっとができてよい。いつもは優先されないどうでもいい悩みごとを考えていた気がするけど忘れた。
レシピの分量でつくったら700mlぐらいのスープができて、妻とふたりで食べておかわりしても余って、明日の朝食までおいしいが続いた。
11/1
昨晩パン焼き機でパンを仕込む際、ドライイーストを切らしていたのがわかり、ベーキングパウダーを用いてパンを作った。そしたら、(そう!)、まったくふくらんでないパンができた。一口目はしっとり密度があるパウンドケーキかなと自分を言い聞かせたけど、しばらく咀嚼して、やっぱりふくらみそこねたパンだな、と敗退が決定的となる。
11/2
疲れていた。ぎくちゃくしていたのは疲れからだった。
11/3
ここ数年、本の、気に入った部分をコピーしていたのが、たまりにたまってごちゃごちゃしていたのでファイルで分類した。
9mm、文学、建築・音楽、哲学、カルチャー(イベントのフライヤーも含む)とざっくり5つのファイルができあがった。自身の興味のジャンルはこんな感じなんだと再認識する。
11/4
ここ数日ジャンクなごはんが続いたので、妻がアクアパッツァを作ってくれた。今井真美さんのレシピを参考にしていた。
やさしいあじわいにトマトやオリーブが色とともに味も彩る。自家製の食パンをスープにつけて食べたら、パンの甘味がめちゃくちゃブーストされて、進みに進んだ。食べすぎてしまった。
11/5
玄関の紅い紅葉(もみじ)が散ってしまった。緑色の葉っぱは残ったままで、こいつらも、やがては紅くなって散ってしまうのかなと思った。5月に迎えた苔玉で、冬の顔をまだ知らない。どうなるのか。
散っていく葉から思い出がフラッシュバックして『葉っぱのフレディ』を図書館を借りる。道中にカエデが植えてあるのに気付いた。フレディってもみじなのかかえでなのか、はたまた海外の植物なのか。なんなのか。