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[解説と設問を発表]豪で勤務時間外の「つながらない権利」が承認される【英語で学ぶ大人の社会科】第84回 9/15(日)20時@オンライン

豪州で法的に認められた労働者の「つながらない権利」は他国にも普及するか?

2024年9月15日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップは、BBCに掲載された論考「豪で『つながらない権利』認める法律が施行、勤務時間外の連絡に対応しなくてよいと」を使い、デジタル社会と労働者の権利について英語で議論します。このワークショップの解説と設問を発表します。

豪で勤務時間外の「つながらない権利」が承認される【英語で学ぶ大人の社会科】第84回 9/15(日)20時@オンライン

デジタル社会の進展で労働に関する常識が変わりつつあります。そして、コロナ以降のリモートワークの常態化により、この変化はさらに加速しています。一方、現在、日本国内のニュースで取り上げられている兵庫県知事のパワハラ疑惑の問題でも、知事によるテキスト・メッセージを利用した深夜に及ぶ仕事の指示が問題にされていました。

そんななか、世界に先駆けて、オーストラリアで勤務時間外の「つながらない権利」が法律で承認されることになったのです。日本でもこの権利が徐々に定着しつつあることを示す記事を最近見かけました。

建設業で「つながらない権利」 オーテック、取引先の電話に応答不要 - 日本経済新聞

デジタル技術により「いつでも」繋がることがあたりまえになった現代で、労働者が現場で働くことが標準だった時代のように、労働時間の線引きを明確にする労働慣行は定着するでしょうか?このワークショップの詳細は以下のとおりです。

日時: 2024年9月15日(日)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~

教材として、以下の英語記事を利用します。

【教材】

豪で「つながらない権利」認める法律が施行、勤務時間外の連絡に対応しなくてよいと(日本語)

Australians get 'right to disconnect' after hours (英語)

チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。

【チケット】

豪で勤務時間外の「つながらない権利」が承認される【英語で学ぶ大人の社会科】第84回 9/15(日)20時@オンライン

【銀行振込での申し込み】

振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。

このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの2020年4&5月の記事(設問を公開しています)を参考にしてください。

【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会

【解説】

国土の広大な米国や豪州、また一部の専門職の間では、リモートワークやSOHO(”Small Office Home Office”)を利用した働き方は、2000年代半ば以降から徐々に社会に浸透していました。しかし、パンデミックを境に、デジタルを利用して、通常の職場以外の場所で働くことが一気に普及しました。コロナ危機を経て、対面でのコミュニュケーションに強いこだわりを持つ日本でさえも、リモートワークはあたりまえの日常の光景になりました。

一方、リモートワークは、仕事の実績評価や労務管理などで様々な課題があるのも事実です。日本労働組合総連合会(連合)の調査(2020年)でも、リモートワークのデメリットとして、二人に一人が「勤務時間とそれ以外の時間との区別がつけづらい」を挙げています。結果として、在宅勤務では長時間労働に陥りやすいことが指摘されています。今回の豪州での「つながらない権利」の法制化は、勤務時間とプライベートの時間をより厳格に線引きし、労働者の権利、健康、ひいては企業(社会)の生産性を高めようという試みなのです。

テレワークの課題・デメリットは?具体的な改善策と成功事例を解説 |

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