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世の中の広告デザインの秘密

突然ですがみなさん広告は好きですか?

僕は仕事柄広告をよく観察するのですが、地方の商品やサービス、飲食店って人気があるお店ほど広告を目にしない。
当たり前っちゃ当たり前なのですが、コレ非常に重要なのでみなさんに情報共有したくてこれを書いてます。


地方に限らず、だいたいの広告は以下の3パターンです。

①需要があり魅力的な商品やサービス
  ←広告も何もしなくても売れる・流行る。広告はブースト。

②需要はあるが商品・サービスの使い方や特徴がわかりにくい
  ←発信や広告の必要性あり。ターゲットにきちんと刺されば売れる。

③需要もなく特に新しいものではない
  ←広告やデザインでは救いようがない、さわるな危険。


①について思う事は、デザイナーからすると①に関われたらラッキー⤴
正直広告力よりも商品力で売れていっちゃうし最高の実績が残ります。ぐへへへ
①の商品・サービスは大体において、最初からUI・UXデザインがしっかりと構築されているものが多い(マーケットが約束されていて、デザイナーはほとんどビジュアルデザインだけでOK!打合せもスマートにすすむすすむ!)
最初こそ広告費をかけるものの、商品在庫が間に合わなかったりスタッフが足りなかったりで、集客を少し抑えるようになり、広告費は次第に減少⤵でもバンバン売れる(地元の人気飲食店や人気の即完売商品はこのパターン)

逆に考えると①のような人気店や商品はあまり広告をうたないので、利用したい場合はクチコミやTwitterなどの小さいコミニティから自分で情報探していかないとたどり着きません。


②はデザイナーの腕の見せ所
時には新しい切り口や新しいターゲットの提案もしながら、ワクワクしながら一緒に商品やサービスを広げるお手伝いをします。アドレナリン出まくり案件ですね。
僕は割とこのタイプが好きで、一緒に売上を伸ばせた時がこの仕事の醍醐味だと思っています。

そして問題の③
これは一番最初の打合せの段階でわかります。
なんだったら話し始めて10分ぐらいで。。。
共通の特徴としてまず顧客不在。こんな人が買うだろう。世の中はこんな流れだから。ここにはこんな店がないから流行るだろう。とか。
マーケティングの基本である「顧客を見つけてから商売する」を忘れると、広告費を延々垂れ流し続ける、悲しみのバケモノが生まれてしまいます。
そして一番広告を見るのが、じつはこのパターンかも。
根本的なプロダクトに関して、出来るだけやんわりと改善案や修正案も提案しますが、このパターンのビジネス程なぜか聞いてもらえません。なぜや!笑(広告代理店の格好のカモはこのパターン)


デザイン広告を作る僕が言うのもなんですが、安易に広告に騙されず、自分でしっかりと情報を見極めていかないと無駄なお金を使ってしまうよってお話しでした。

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