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飲食店のwithコロナという生き方 その1~もう元には戻らない~

コロナが世を席巻するようになってもう一年以上が経ちました。外出自粛、緊急事態宣言、酒類の提供禁止に営業時間の短縮。これでもか!というほど現在進行形で飲食店は打撃を受けています。

僕の知り合いも何人かお店を閉めました。大阪では休業要請に伴う協力金が先週あたりにやっと、昨年12月中盤から1月半ばまでの分が振り込まれるというような状況です。

2020年度の飲食事業者の倒産件数は2000年以降で3番目に高い水準で700件を超えているようです。700件と聞くと「あれ?そんなもん?」って思うかもしれませんが、この数字は『法的整理かつ負債1000万円以上』というのが対象で、閉店したお店の件数ではありません。

僕自身お店を運営していますが、緊急事態宣言下においては休業しています。過去の記事を読んでいただければわかる通り、老人ホームのご飯を作る事業によって生活を保っています。

そもそもこうしてnoteで記事を書いたり、Twitterやインスタグラムを始めた理由は、同じ飲食店経営者に倒れて欲しくないから、です。別に偉そうなことを言うつもりなんて全くなく、自分がとった施策だったり、人から学んだことだったりを共有出来たらというのが目的です。

そんな訳で、上記にも書いた通り1年以上経ったwithコロナの時代、その1年の間に何もしなかった方はもうそろそろ動かないとと思っています。ニュースなんかを観ていると街の飲食店の店主さんがインタビューに答えられている映像が流れることがありますよね。その際、まぁその部分だけを切り取られているのかもしれませんが、「コロナが」「行政が」といったことや、「コロナが早く終息して欲しい」といった言葉が聞こえてきます。

コロナが終息しても、もう元には戻らないと思うんです。

このことをまだ意識出来ていない方がいるんじゃないかと勝手に焦るような気持ちになります。良い悪いを別にしても元に戻るなんてことはないですよ、きっと。変わったんですから。もう変わったんです。だからコロナ前のことではなくて、変わってしまった今と、もっと変わるかもしれないこれからを見据えてそれに対応して変わらないとダメなんじゃないかと思います。

→その2に続く

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