素晴らしきSAGAアリーナ
題名の通り、我が地元にできたSAGAアリーナの魅力について語りたい。
元々SAGAアリーナの良さをもっと知って欲しいと思っており、筆を取るつもりだったが、先日の佐賀バルーナーズ公式さんの下記ツイートに対して憤りを感じたのと、SAGAアリーナの魅力がもっともっと沢山の人に伝わり、全国から佐賀に来てもらいたい、魅力度ランキング最下位であってもSAGAアリーナが、佐賀バルーナーズがあることで“佐賀って良いところだよね”って知ってもらいたいというわたしのエゴにより勢いで書き進めている。
開幕満員プロジェクト未達成であっても、都内から日帰りでは行けない佐賀に、かつ5試合中平日ゲームが3試合という日程の悪さもある中で、平均来場者数において6500人も集めることができたこと、それができるアリーナであることをもっと誇りに思って欲しい。これで満足ではないかもしれないしゆくゆくは連日満員になって欲しいけれど、謝ることではないことををわかって欲しいというわたしの勝手なエゴである。
前置きはさておいて、早速、SAGAアリーナの魅力について語りたいと思う。
SAGAアリーナって?
2024年開催の第79回国民スポーツ大会(旧国体)に合わせて2016年より施設の抜本的整備に着手、2020年より工事着工、2023年5月31日に開業
B.LEAGUE 佐賀バルーナーズとSVリーグ SAGA久光スプリングス(旧久光スプリングス)の本拠地
なお、グランドオープン前の2023年5月6日にB2リーグプレーオフ(佐賀バルーナーズvs福島ファイヤーボンズ)で初の主催試合を実施(佐賀が勝利)、これはアリーナで実施された最初のスポーツ試合となっている
(ちなみにこのB2プレーオフでB1昇格決定、次の長崎戦にてB2優勝を飾っている)
魅力その1!アクセスの良さ!
佐賀駅から徒歩15分、信号に引っかかっても20分
佐賀駅北口からまっすぐ道なりに沿って歩き、国道264号線まで出たら右方面へ進むだけである。
おそらく佐賀市民からしたらこの道は目をつぶって歩いても到着するレベル。
ほぼまっすぐ歩いていたら着くくらいのアクセスの良さ。
他のアリーナは駅からシャトルバスに乗ったり、かなり歩かないと行けなかったり、道幅が狭かったり、初めてアクセスする人からしたらわかりづらかったりするなか、ほぼまっすぐ歩けば着くのはありがたい。
このサンライズストリートから264号線に出る交差点に佐野常民さんという日本赤十字社を設立した佐賀の偉人の銅像が建ってるのだが、ゆくゆくは隣にりょっぴ(井上諒太選手)か角田(角田太輝選手)かガルちゃん(レイナルドガルシア選手)の銅像を建ててもいいと思う。
ちなみにこの道の途中には鏑流神社という佐賀バルーナーズの皆さんや久光スプリングスの皆さんが勝利祈願に訪れている神社がありサイン絵馬が飾ってある。佐賀バルーナーズの試合時には鳥居が水色に装飾されている。
もちろん道中にはコンビニはもちろんおしゃれカフェやフルーツパーラー、居酒屋、献血センターなどもある。喉が渇いたり、試合前後でご友人とまったりしたり、お酒飲んだり、急に献血がしたくなっても大丈夫!
なおアリーナ周辺には駐車場がないため佐賀駅近くのコインパーキングの利用をおすすめしたい。
これは完全に余談だが、アリーナの前にある国立佐賀病院は佐賀県唯一の高度周産期医療施設になっており、交通渋滞などが起こると一分一秒が命取りになる周産期医療において助かる命が助からなくなることも考えられるため、病院駐車場の使用や病院前の路上駐車などは絶対にやめていただきたい。
魅力その2!観戦のしやすさ!
バスケが好きな人にとって、夢のアリーナってどこだろうか?おそらく半数以上が沖縄アリーナと答えると思う。
沖縄アリーナが夢のアリーナだと言われる理由は様々あれど大きなメインモニターやリボンビジョン、縦型ビジョンなどでの演出と八角形の外形にすり鉢状に配置されたスタンドでどの位置からもバスケが見やすいことだと思う。
バスケットの試合を見るにあたって、どの席からも快適に試合を観ることができることは最重要ポイントである。
多くの皆さんは、あれ、前の人との段差が低いからずっと頭が被っちゃうな?席幅が狭くて肩が当たりそうで窮屈だな?など試合を観てきた中で思ったこともあるだろう。わたしもあります。
バスケを見慣れているからその環境でも楽しめるし窮屈な中工夫しながら見るのも醍醐味だと思っていたが、初めてきた人はどうだろうか?楽しめるのだろうか?
それを改善したのが沖縄アリーナであり、それ故に夢のアリーナだと言われているのだと思う。
ちょっと脱線してしまったが、SAGAアリーナも八角形、すり鉢状のスタンドを採用しており、どの位置からも観戦しやすく、前の座席との高低差もしっかりあり、身長のある男性が前に座っていても頭が被ることはほぼない。(200cm越えのバスケ選手が前に座ってたらわからないが)そして座席幅も広く足元もしっかりゆとりがある。エンド席に至っては160cmの平均身長の女性が足を伸ばしてもまだゆとりがあるレベル。
参考写真
アリーナからの眺めしか写真ないじゃないか、と突っ込まれそうだが、4階席からもちゃんと観やすい。(傾斜がある分やや怖さが勝つが)
あと座面がプラスチックではなくクッションなのでお尻や腰が痛くなることもない。腰痛持ちのわたしにとっては試合後腰から背中がバキバキになり次の日に影響するのでこれはありがたい。
もちろんドリンクホルダーも完備しているためカップのビールを購入しても安心。
ちなみにこれは余談だが、沖縄アリーナと佐賀アリーナの設計チームに同じ梓設計さんが関わっているため雰囲気や動線、スタンド配置など細かい部分が似ているのかもしれない。群馬のオープンハウスアリーナや栃木の日環アリーナ、横浜武道館の設計にも関わっているので似ている部分探していくのも楽しみの一つだ。
魅力その3!動線が良さ!
広いアリーナにおいて動線の良さは重要ポイントである。アリーナグルメの販売場所やグッズの販売場所、イベントブースはもちろんトイレの位置など、会場に入ってからやりたいことがたくさんある中、効率的に回れること、渋滞が起きづらいこと、試合終了後スムーズに会場を出ることができることはストレス回避のため重要になってくる。
佐賀アリーナは入場口は2Fになっているため2Fのメインエントランスから入場する。
入場後すぐに目に飛び込んでくるのは軽食や飲み物を売っている飲食ブースだ。
他にもご飯ものやデザート類はベンチ側の通路(エントランス入って左側)にまとめられており、所々にはテーブルも置いてありゆっくり食事ができるようになっている。
2階だけでなく1階にも飲食ブースはあるため、食いしん坊や飲兵衛でも安心。
またトイレは2階だけで女性は5箇所(!?)、男性は広めのものが2箇所、それぞれのゲート横に設置してありゲートから出てすぐ行くことができる。
ちなみに1階にも男女2箇所、4階にも女性は5箇所、男性は3箇所ありトイレで長時間並ばないといけないなどの心配はゼロ。
会場入ってすぐに案内が表示してあったり、ゲームデープログラムには各フロアのマップも詳しく載っているため(飲食ブースやトイレ情報だけでなくオムツ替えスペースや子供用トイレ、授乳スペースやゴミ捨て場まで書いてあるありがたい)迷子になる心配はまずない。
バスケ観戦玄人から初心者までわかりやすく快適に試合開始までを過ごすことができるアリーナなのだ。
魅力その4!豊富なアリーナグルメ!
前述にも記載した通り沢山のアリーナグルメを置いている。
例えば名物バルたん焼き(卵とハムとマヨネーズの回転焼き)や佐賀のご当地メシ、シシリアンライス、イノシシ肉を使ったイノシシバーガー、佐賀牛ローストビーフやビフカツ、佐賀豚焼売、豚すじカレー、、、、、勿論定番のポテトや唐揚げ、ポップコーンなどもある。
どれだけお腹を空かせて行っても食べきれないほどの佐賀グルメがあるのだ。
そして、どれもちゃんと美味しい。
イノシシバーガーもパンはふかふかでイノシシ肉といえば臭みがあると思う人も多いだろうが臭みもなくソースとの相性抜群でイノシシだと言われなければわからないくらい。
ビフカツはこんな贅沢な食べ物をバスケ観戦とともに食べて良いのかという背徳感が味わえるほどの大きさと美味しさである。一口齧ると肉汁が溢れ、噛めば噛むほど肉の旨みを感じることができる。ビフカツってちょっといいレストランでしか食べちゃダメなんじゃなかったんですっけ?という常識を覆してくる。
バルたん焼きは見た目よりボリュームがあり生地は少し甘めだが卵とハムマヨのおかげでちゃんとおかずとして成立するし、冷めてもちゃんと美味しい。たまに顔の焼き印がびっしゃげているけれどそれも可愛い。
SAGAアリグルメについては沢山の人がTwitterやnote、ブログなどにも書いているがハズレがひとつもないので、お腹を空かせてからアリーナ入りし、気になったものは片っ端から食べて欲しい。
ちなみに外のパークテラスエリアにもキッチンカーが毎回軒を連ねており美味しい匂いを漂わせているため、キッチンカーでたべすぎないように注意して欲しい。
キッチンカーで買った商品は専用のシールがないと持ち込みできないようなのでそこだけは注意。
まとめ
SAGAアリーナが素晴らしいアリーナであることが少しは伝わったら嬉しいなと思う。皆さんの応援しているチームがSAGAアリーナに来る時には観に行きたいな、と思ってくれればとても嬉しい。
とはいえ文章だけでは伝わりづらい部分もたくさんあるし参考資料として撮った写真が少ないのでわかりにくい部分もたくさんあるので兎にも角にもアリーナに来て欲しい。
こんな田舎に、だだっ広い駐車場だったこの場所に、中高生の頃別のスポーツで涙を流したこの場所に全国の皆さんに誇れるアリーナができたこと、佐賀にこんなにも人が来てくれること、また来たいと言ってくれること、胸を張ってSAGAアリーナってすごいんだぞと言えること、そしてこの最高の場所でバスケットが見れることがすべて夢にも思っていなかったので、嬉しい。嬉しいだけじゃ自分のこの感情は表しきれないけれど、とにかく嬉しくてたまらない。
そしてSAGAアリーナ建設からアリーナ満員へ向けて今でも尽力してくれている行政、SAGAアリーナの魅力を最大限に引き出してくれる佐賀バルーナーズに感謝してもしきれない。
わたしたちの地元を盛り上げてくれて、誇れる地元にしてくれて本当にありがとう。
SAGAアリーナは日本でも随一のアリーナです。
おまけ
佐賀に来たらこれを買って帰れ、個人的おすすめお土産7選!!
1.村岡屋 佐賀錦、ラシャンス
佐賀錦はふかふかの浮島という小豆や栗が練り込まれている生地を薄いバームクーヘン生地でサンドしたもの。期間限定フレーバーが出ており今の時期はキャラメル。和菓子だけれども洋菓子っぽさもあり一度食べたら手が止まらなくなる。
ラシャンスはわたしがすきなおやつランキング上位に食い込むおやつ。ふかふかのバームクーヘンをチョコレートでコーティングした冬季限定のおやつ。甘めのチョコレートとちょっと和菓子っぽい上品なバームクーヘンがたまらない。冷やしてチョコをパリパリにしてもいいし少し温めてトロトロにするのもいい。
2.村岡総本舗 カシューナッツ羊羹、シベリア
カシューナッツ羊羹はとにかく甘い小城羊羹をカシューナッツと合わせることで洋酒のような甘さとコクがでてコーヒーにピッタリなおやつ。テレビで紹介されて入手困難らしい。佐賀駅には売ってた。
シベリアはカステラで羊羹をサンドしたもの。なんと5層になっているらしく甘いカステラにバターカステラ、こし餡とつぶ餡、羊羹をサンドしている。餡子愛好家からしたらこれほど贅沢ミックスな食べ物はない。わたしは虎屋の羊羹を1本食いするのと大きなシベリアを枕にして寝るのを夢見ている。これもパケが可愛いとかなんとかで一時期入手困難だったらしい。
ちなみに前述の村岡総本舗さんと村岡屋さんは村岡総本舗の二代目社長、村岡安吉さんの弟の卯平さんが村岡屋を立ち上げたので親戚関係ではあるものの別の店舗なのでお間違いなきよう。
(佐賀駅構内のお土産屋さんは向かい合わせにあった)
3.呼子萬坊 いかしゅうまい
これはちゃんとイカがゴロゴロ入っている(たまにいかしゅうまいを名乗っときながらイカ全然入ってないパターンある)イカと魚のすり身の相性がたまらない。無限に食べることができる。そのままでも美味しいし酢醤油つけても美味しいしカラシつけても美味しい。レンジで温めるだけで手軽に美味しく食べることができる。弁当のおかずにこれが入ってた時は当たり回。蒸ししゅうまいも勿論美味しいけど揚げるとまた周りのシュウマイの皮がカリカリになって中の魚のすり身の旨みがじゅわっと口の中に広がるのでおすすめ。
4.サンのり おかず海苔、ふりかけ(かつお風味)
(リンク貼れなかったのでスクショで)
言わずもがな。幼少期はこれがおやつだったので。
サン海苔の海苔が雑味がなくてしっかり海苔の味がして美味しい。ちなみに海苔は親戚から貰うものだと思っていたのでスーパーで買うととても高いことを大人になって知った。実家を出て初めてスーパーで買った安い海苔が紙みたいな味のないペラペラだったので泣きながら母君に電話をかけたこともある。
いかしゅうまい入りでこのかつおふりかけがかかってるお弁当は神回。
なかなかかつおのふりかけ売ってるところが少ないので見つけたら絶対に買って欲しい。
本当は贈答用のこれが一番美味しい。秒で無くなる。
すべて佐賀駅構内のお土産屋さんで買えるので、佐賀に来た際は買って帰ってみてはいかがでしょうか?
2024.11.15