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基山瑣末のその他諸々

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短編でも駄文でもないものを雑多にまとめたよ。
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#シュール

【詩】スミメガワによろしく

【詩】スミメガワによろしく

いつも通りに翻っている
脆くなったこと
たいそう阻むこと
そういうことにかかずらって
進取を謳う
それを拝みに来たというのに

軟膏をもらっていいいかな
とびきり辛いやつ
舌に染みて
全く蟠るやつ

針の穴に
注連縄を通した気がする
放埒至極に存じて挙句
地の利を失った感覚
それだけ残ってる

「コーヒーを飲んで
苦さを噛み締めて
過去に追憶を馳せ
感傷に浸った」
やめとけ
その先には何もない

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【詩】ムサシグン

【詩】ムサシグン

星が帳に貼り付いて
ちかちかしている
砂浜へ散らばるガラス片と
そうも違うまい
ムサシグンへ行こう
手の届くか否かの
大切を晒しに

ロールケーキは
クリームをケーキへ押し込んだのか
ケーキをクリームの周りへ巻いたのか
ムサシグンには分かるまい
あいつは飽きあぐねている
押し並べて倦んでいる

絵を見た
写真の方が上手いと
ナナメを衒った
視界がギュッと遠のいて
洋々とムサシグンで溢れた

ムサシ

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【しゅーるなしょうへん】荷物

【しゅーるなしょうへん】荷物

 宅配員の持つその箱に、私は全く覚えがなかった。懸賞などに応募した記憶も、通販で何かを注文した記録もなかった。ただ、宛名には、確かに私の名があった。
 私はまず、その箱の重さに驚いた。宅配員から受け取った時に思わずよろめく程であった。この1辺約30センチの立方体に、ずっしりと、岩か何かの隙間なく詰まっている様子が容易に想像できた。
 また、私は差出人を訝しんだ。この箱は「揚鶯斜美ら海」という人物か

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