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基山瑣末
2024年8月5日 07:42
いつも通りに翻っている脆くなったことたいそう阻むことそういうことにかかずらって進取を謳うそれを拝みに来たというのに軟膏をもらっていいいかなとびきり辛いやつ舌に染みて全く蟠るやつ針の穴に注連縄を通した気がする放埒至極に存じて挙句地の利を失った感覚それだけ残ってる「コーヒーを飲んで苦さを噛み締めて過去に追憶を馳せ感傷に浸った」やめとけその先には何もないま
2024年8月3日 23:37
星が帳に貼り付いてちかちかしている砂浜へ散らばるガラス片とそうも違うまいムサシグンへ行こう手の届くか否かの大切を晒しにロールケーキはクリームをケーキへ押し込んだのかケーキをクリームの周りへ巻いたのかムサシグンには分かるまいあいつは飽きあぐねている押し並べて倦んでいる絵を見た写真の方が上手いとナナメを衒った視界がギュッと遠のいて洋々とムサシグンで溢れたムサシ
2023年5月8日 17:00
宅配員の持つその箱に、私は全く覚えがなかった。懸賞などに応募した記憶も、通販で何かを注文した記録もなかった。ただ、宛名には、確かに私の名があった。 私はまず、その箱の重さに驚いた。宅配員から受け取った時に思わずよろめく程であった。この1辺約30センチの立方体に、ずっしりと、岩か何かの隙間なく詰まっている様子が容易に想像できた。 また、私は差出人を訝しんだ。この箱は「揚鶯斜美ら海」という人物か