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アンリアルライフが素晴らしいゲームだったなので、みんなにプレイして欲しい
夜の真ん中、アパートの扉の向こう側。
少女の目に映りこんだのは、知らない街だった。
少女は道端で気を失っていたところを、信号機に声を掛けられて目覚める。少女は「ハル」という自分の名前以外、ほとんどの記憶を失っていた。少女は信号機に案内されるまま歩くと、一足の青い靴を見つける。靴に触れた時、少女の記憶がわずかによみがえる。どうやら少女には「モノの記憶を読み取る能力」があるらしい。その能力を使い、少女と「先生」の間に何かあったことを知る。先生を探さなくては―――少女は探索の末、アパートの扉の向こう側に別の世界が広がっているのを見つける。
「モノの記憶を読み取る能力」を使い、記憶の片隅にいる「先生」を探すために、記憶喪失の少女はアパートの向こう側にある不思議な世界を旅する――――
物語の導入はだいたいこんなところです。トレイラーを見て「おっ」ってなった方はそのままゲーム購入画面に進んでください。
このゲームを知るキッカケは、昨年11月に行われたピクセルアートパーク6という作品展でした。もともとドット絵を見るのが好きだったのと、その頃やっていたDeadCellsの影響か、ドット絵をもっと見たいという気運が自分の中で高まっていました。それでもわざわざ秋葉原まで行った、本来出不精の自分を褒めたい。
だいたいお昼過ぎに会場に着いたのですが、人がごった返していてとても驚きました。事前にサークルチェックもしてない状態でひたすらブースをうろうろしていたのですが、switchで試遊ができるサークルにたどり着きました。それが今回プレイしたアンリアルライフを制作したhako生活さんの展示ブースでした。「よかったらやってみませんか?」と誘われ、物語の冒頭をプレイし直感しました。「これは絶対面白いヤツだ!!!」と。
あまりに期待値が高くなり過ぎて「これは完成版まで知らない方がいい」と思い、体験版をプレイする手を止めてしまうほどでした。その直感は大当たりでした。
ピクセルアート(ドット絵)と世界観のマッチ具合が好き
まず魅かれたのがビジュアル面。ゲームは既に細かくリアルと見間違えるくらいのCG技術が主流になっているけど、私はこのドット絵の描き出す、リアリティとはまた別の味わいが大好きだ。ドット絵という手法が、非現実的(アンリアル)な世界観を強調するのにピッタリとハマっている。
作品内の風景は青暗く光る「夜」が主体となっており、これもまた好きな色使いだ。そして夜に浮かび上がる少女の白いワンピースと赤い瞳がまた印象に残る。更に度々挿入されるサイバーSFチックな要素という好きなもの全部盛りで終始ニヤニヤしてました。
そして、背景が非常に印象的で、マップのどこでスクショしても絵になるまさに「アート」と呼ぶにふさわしいのです。
ビジュアル面で言うと随所で差し込まれるイベントスチルも印象的です。
このドットで表現されたエッグトーストが生唾を飲むほど美しかった…。
世界観を深めるサウンド
綺麗だが悲しい旋律のピアノサウンドとゲームらしいチップチューンサウンドの場面ごとの使い分けにより幻想的な世界観を更に深めているのが印象的でした。更にSEと環境音が非常に耳に心地よく残ります。コンクリートを歩くコツコツという音、金属の足場を歩いた時の音、トタン屋根に水が流れる音etc...かなり細かく設定されており本当に世界を歩いてるような感覚でプレイできたので相当こだわってるんだなぁと実感した。
そのほか
途中で実装されるミニゲーム(ストーリーに特に影響なし)が面白い。
CPUとの対戦型シューティング。これが結構ハマるんです。
重要アイテム(?)のエビを並べて遊ぶこともできる。エビを出すときのSEがまた可愛くて特に意味もなく並べちゃうんです、これが。
クリア時間は7~9時間程度。謎解き部分もしっかりヒントがあって何時間も彷徨うことなくスムーズに遊べました。現在ニンテンドーswitchで配信中なので、是非遊んでみてください。・・・いや、遊べ。これは絶対に面白いから。
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