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私は私のままで生きることにした を読んで
昨日から、「私は私のままで生きることにした」を読み始めました。
韓国の作家キム・スヒョンさんのエッセイで、韓国と日本で大人気の本。
本の初めには、
今を生きる普通の人へのいたわりと応援を詰め込んだ。
何が正解なのかわからない世の中で、誰のまねもせず、誰もうらやまず、自分を認めて愛する方法を伝えたい。
平凡だけど美しい、
ごく普通の「私たち」のために!
と書いてあります。
本の内容は、part1からpart6に分かれています。
part1 自分を大切にしながら生きていくためのto do list
part2 自分らしく生きていくためのto do list
part3 不安にとらわれないためのto do list
part4 共に生きていくためのto do list
part5 よりよい世界にするためのto do list
part6 いい人生、そして意味のある人生のためのto do list
全部で70このto do listが書かれています。
どの項目を読んでも、人と比べて何になる、それがどうした、何やってたんだ などという気になってくる文章と、ふわっと優しいタッチのイラストで心もほどけてきます。
私はこの本を何度も読んでいるのだけど、読むのはいつも心が止まった時。
解決したいと強く思って、読む本を選んだつもりはなくて、自然と手が伸びたという感じです。
今回読み終えて1番にしたことは、7年ほどしてたInstagramのアカウントを削除しました。
今回こちらの本を読んで、1番響いた箇所は
自分からみじめになってはいけない
でした。
『自分をみじめにする方法』という本によれば、
他人の生活をのぞき見て自分の生活と比べることが、自分をみじめにする、いちばん簡単な方法だという。
あなたの好奇心やエネルギーは、
あなた自身の人生をよくするために使った方がいい。
だから、自分からみじめになろうとするのはやめよう。
約7年位前にInstagramを始めて、他の人の日々の暮らしや活動を見るのが楽しかった。
今日はこんなことしたんだ、旅行に行ってきたんだ、こんな人と知り合いなんだ…。
そんなのを見てたら、自分も普通すぎてはつまらないと思われないようにと、投稿するものが限られていった。
ちょっと背伸びをしてみたり、Instagramに載せるのが前提で出かけたり。
私はいったい 何をしてるのかな…と苦しくなって半年位前に投稿するのはやめた。
Instagramを見る頻度も減った。
お知らせの通知が来ても、〇〇さんが写真を追加しましたとかそんなのがほとんど。
自分が投稿してないのだから、私にメッセージが届いたとかのお知らせでないのは当たり前なのに、寂しく思ったりしてた。
お知らせ 何件 という数字もだんだんと増えていったけど、開けなかった。
そんなこともあって、このタイミングで「私は私のままで生きることにした」を手にしたのだろう。
今朝、起きてすぐにInstagramのアカウントを消そうと思った。
久しぶりにInstagramを開いてみると、以前見てた人達の投稿が出てきた。
相変わらず、充実してる様子が伝わってきた。私もかつて一緒にあそこにいたのだなと感慨深くなった。
次から次に見ていくと、心がだんだん痛くなって、涙も出てきた。
もう これ以上 見てはだめ。
以前は平気だったのに、今の私にはできなくなった。
また、見たくなったり、やりたくなったらその時考えよう。
長い日々をなかったことにしてしまうのは、寂しい思いもある。
少ししたらアカウントの削除をしたことを、後悔するのかな…。
でも今は、
自分からみじめになろうとするのはやめよう。
同じ本でも読むタイミングで、響くことが違う。
本には不思議な力がある。